「闘病中でも食べたいものを、食べたいときに」をテーマに、講習会・ワークショップを開催しました。
9/26・27に、「闘病中でも、食べたいものを、食べたいときに」というテーマのもと「闘病中の食」について考えるイベント「みんなのごはん」を開催しました。家庭の味をおいしく長期間保存できる「煮沸保存」の講習会は満席となり、老舗料亭のおかみさんを講師に迎えその手順を学びました。また、煮沸保存食を試食しながら意見交換会を開催。食に関する様々な経験や改善点をきくことができ、今後の取り組みに活かしていきたいと考えています。さらには、このイベントをきっかけにチャイケモに来られた近隣の方から「地域の憩いの場として、カフェやマルシェなどを開いてもらえると暮らしやすい」などのご意見を聞くことができ、地域に根ざす施設としての方向性に手応えを感じることができました。
NPO法人チャイルド・ケモ・ハウスでは、「がんになっても笑顔で育つ!」をスローガンに小児がんの子どもと家族の闘病中の生活の質(=QOL)向上を目指し活動しています。小児がんの子どもと家族の笑顔を思い浮かべつつ、更なる発展をめざし活動を続けて参ります。寄付によるご支援も随時受付中です。ご支援よろしくお願いいたします。
http://www.kemohouse.jp/05_shien.html
募集期間 2015年5月11日~6月8日
子どもと家族の理想の病院は「家」です。
日本初の小児がん専門施設チャイルド・ケモ・ハウス。
チャイルド・ケモ・ハウスとは小児がん治療中の子どもたちと、その家族の生活の質に配慮した日本で初めての専門治療施設です。ここでは、自分の家のような環境で家族が共に暮らしながら小児がん患者が安心して化学療法(抗がん剤治療)を受けることができます。家のように料理ができるキッチン、疲れたときはゴロゴロできる場所、つらい時には泣くことが出来る環境、きょうだいとおもいっきり遊べる空間。小児がんの子どもと家族が求めるのは、そんなあたりまえのことができる施設です。近年、小児がんの治癒率は70〜80%にまで高まっていますが、世の中には小児がんについての情報が少なく、誤った理解をされがちな現状がまだまだあります。私たちは「伝え方」を工夫し、変えていくことで、社会を変えることができると考え「チャイケモ・チャリティウォーク(6/6開催 申込受付中 http://kokucheese.com/event/index/283208/)」や「かえっこバザール(オモチャの交換会)」などさまざまなアプローチで楽しく、面白く情報を伝える啓発活動を続けています。
※「チャイケモ・チャリティウォーク」には大阪ガスの従業員がボランティア・スタッフとして参加しサポートしています。
闘病中も「食べる喜びのある生活」をめざして、
理想の闘病中の食事メニュー、レシピの考案試食会を開催したい。
「チャイルド・ケモ・ハウス」には、患児、家族のために本格的な厨房を備えたカフェスペースがあります。施設の構想当初より「夢の病院」の実現をめざすなかで討議を重ね「入院中に食欲が落ち込むときでも、食べたいという気持ちが高まる、おいしい食事をタイミングよく摂れないか」「付添家族の食事が準備されない場合が多く、調達に苦労する。毎日コンビニ弁当やカップ麺ですませるような状況を変えたい」といった意見が入院経験者から寄せられました。チャイケモでは家と同じように、食べる喜びのある食生活、闘病中の食の質向上をめざして「食と健康」にまつわるイベントを開催予定です。今回はその「キックオフ・イベント」を開催し、チャイケモが考える闘病中の食事メニュー・レシピの考案や試食会などを行います。
名称 | NPO法人チャイルド・ケモ・ハウス |
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設立 | 2010年11月 |
業務内容 | 小児がん及び難治性小児疾患の 患者及びその家族への支援事業 |
所在地 | 神戸市中央区港町中町8-5-3 |
Webサイト | http://www.kemohouse.jp |
チャイルド・ケモ・ハウスは、「夢の病院は家」をコンセプトに家族が共に暮らしながら小児がんの治療ができる施設です。各部屋にはキッチンをはじめ普通の家と同じ調理設備を設け、一般の方も利用できるレストランスペースも備えています。今回は、煮沸保存というアイデアを入口にして、私どもの活動を広く知って頂くとともに、個々のご家庭でも役立つ情報を提供することができました。みなさまからのご支援本当にありがとうございました!