Vol.32
2024.09.17
先日の南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表をきっかけに、災害への備えを見なおした方もいらっしゃるのではないでしょうか。9月は、関東大震災が発生した日(1923年9月1日)に由来し制定された「防災の日」からはじまる防災月間でもあります。今回は災害による被害をできる限り防ぐために、災害で起こりうることとその対策、さらには災害に強い物件選びのポイントについてご紹介します。
もくじ
豪雨や暴風、地震など、人や社会に被害が生じる自然災害。災害が起きたときにわが家がどうなるかを想像し、被害に備えることが大切です。この章では、いつどこで起きるか予測が難しい地震にスポットを当て、考えられる室内のリスクをお伝えします。
・家具の転倒や落下
大きな揺れが起きると、棚やタンスの上に置いているものが落下するだけでなく、大型の家具が転倒してケガをしたり、下敷きになったりする可能性があります。
・ガラスの飛散
地震の揺れにより、ガラス製の家具や食器、窓ガラスなどが割れてしまい、ガラスが飛散するケースも少なくありません。飛散したガラス片で負傷する可能性があります。
・ドアが開かなくなる
建物のゆがみによってドアが開かなくなり、閉じ込められたり避難経路がふさがれたりする可能性があります。
・火を使う器具による火災
調理中やストーブ使用時など、火を使っているときに地震が起きると、まわりの物や倒れてきた物に火が燃え移り火災になる危険性が高まります。
ほかにも地震の規模や住まいの状態によって、思いがけない危険が生じる場合があります。
地震の際に想定できる被害は、ふだんから対策をしておくことで低減することができます。防災の視点から住まいを見つめなおし、わが家の安全を守る工夫をしましょう。
・家具は倒れにくいように
背の高い家具は転倒防止器具で倒れないよう固定するか、倒れてきても危険が及ばない場所に置くようにしましょう。家具の上に落下する可能性があるものを置かないことも大切です。背の高い家具は人の出入りの少ない部屋にまとめて置くなどエリア分けをして、万が一のときの安全を確保するのも一案です。
・ガラスの飛散を防ぐアイテムの活用
揺れにより転倒した家具が窓ガラスにぶつかって割れるのを防ぐため、窓の近くには重量のある家具を置かない配慮を。割れたときの飛散を防ぐために、カーテンを閉めたり、「飛散防止フィルム」を貼りつけたりしておくのも効果的です。
避難の際には、落ちている物やガラス片を踏んでケガをしないよう、すぐ手にとれる場所に靴を置いておくことも心がけましょう。
その他の防災対策アイテムについてはこちら
その他の防災対策アイテムについてはこちら
・避難経路の確保
いざというとき、避難経路をふさがれることなく外に出られるよう、出入口付近や廊下には家具を置くのを避け、すっきりと片付けておきましょう。地震によってドアが開かなくなり閉じ込められることがないよう、揺れを察知したらドアを開け、避難に備えることも念頭に。
・火災から身を守るために
現在の都市ガスやプロパンガスは、震度5相当以上の地震が起きると自動的にガスを遮断します。あわてずに、揺れがおさまったら火を止めるようにしましょう。
煙を感知して火災を知らせる火災警報器や、ガス漏れを検知するガス警報器も危険回避に大切な役割を果たします。
ガス警報器でいち早く危険を察知
ガス警報器は、火災やガス漏れ、不完全燃焼による一酸化炭素を検知して知らせてくれます。もしもに備えて、設置しておくと安心です。
ガスが止まったときも落ち着いて対処を
ガスが止まった際の復帰手順や、災害時のガスの取り扱い方法についても、いざというときにあわてないよう確認しておきましょう。
災害でガスが止まったときの対処法についてはこちら
災害でガスが止まったときの対処法についてはこちら
事前に備えていても、災害時はどうしてもあせってしまいます。安全を確保し、二次災害を防ぐためにも、落ち着いて適切な行動をとりましょう。
災害に備えて、立地や建物の構造から住まいを確認しておくことも大切です。いざというときも家族の安全を守るために、知っておきたい「災害に強い家」のポイントをご紹介します。
・危険性の低い立地
海や河川から離れており、津波や洪水などの影響を受けにくい立地、災害の影響を受けにくい強固な地盤などは、災害リスクが低くなります。
土地の特徴や災害リスクについては、国土交通省や防災科学技術研究所が提供しているハザードマップ等で調べることができます。
・建物の構造
建物の安全性を確認する目安のひとつに、1981年に制定された「新耐震基準」があります。この基準をクリアした建物は、震度6強~7程度の大地震でも人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害が生じないといわれています。
耐震基準についての詳細はこちら(マイリノジャーナル)
耐震基準についての詳細はこちら(マイリノジャーナル)
・災害に対応する設備
太陽光発電や蓄電システム、雨水タンクなどの機器を備えていれば、災害によりライフラインが途絶えたときも安心です。
停電時も安心。家庭用燃料電池「エネファームtype S」
エネファームtype Sは、24時間自宅で発電。発電中に停電が発生すると、約90秒後に自動で自立発電に切り替わり、最大約700Wまで同時に家電製品を使うことができます。
次に家を購入する際は、防災を意識した住まいにしたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、希望する立地や間取りにぴったり合った物件に出合うのは意外と難しいものです。そこで選択肢のひとつとしておすすめなのが中古マンションのリノベーションです。
<中古マンションのリノベーションのメリット>
・エリアの選択肢が広がる
選べる物件の幅が広がって、より安全な立地、物件を選びやすくなります。
・自在な間取りの設定が可能
家族構成やライフスタイルに合わせて、間取りを考えることができます。
・防災を意識した空間づくりが可能
転倒のリスクを軽減するつくりつけの家具の設置や避難動線の確保ができます。
リノベーションのメリットをいかせば、防災の面でもより理想のイメージに合った住まいづくりが可能になります。プロのアイデアやアドバイスが聞けるセミナーも開催していますので、気になられた方は足を運んでみてはいかがでしょう。
中古マンションについて詳しく学べるセミナー等はこちら
防災を重視した住まいづくり、住まい選びは、安心安全な暮らしの基本。日ごろから備えていれば、万が一災害が起こったとしても、大きな被害を回避できる可能性が高くなります。常に防災に対する意識を持って、情報や備えのアップデートをはかっておきたいですね。
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