Vol.14
2023.03.20
新しい年度がはじまる春に向けて、家をすっきりと片付けませんか?今回のテーマは、片付けやすい家にするための収納術。手軽に取り入れられる収納のポイントや、収納を工夫したリノベーション事例などをご紹介します。
もくじ
部屋がすぐに散らかる、どこから整理をすればいいのかわからないなど、片付けに苦手意識をもっている方は少なくありません。片付かないままにしていると、使いたいモノがすぐに出てこない、毎日何か探し物をしているなど、日常生活にも支障をきたしてしまいます。
うまく片付けられない主な原因は、別の用途のモノを同じ場所に収納していたり、収納場所を決めていないため適当な場所に置いてしまったりすることです。片付けやすい家にするためには、この2つを解決していくことが大切です。
散らかりやすい家を片付けるために考えがちなのが「収納を増やす」こと。しかし、やみくもに収納を増やしたからといって、片付けやすくなるわけではありません。持ち物と使うシーンに合わせて収納のサイズや場所を決定する「収納計画」を、しっかりと立てることが大切です。
・収納スペースは必要なサイズで
なんでも収納できる広いスペースは、モノを詰め込みすぎて何がどこにあるのかますますわからなくなる悪循環につながります。特に奥行きのある収納は出し入れがしにくく、物置状態になりがちです。持っているモノ、収納したいモノを想定し、収納のサイズを考えましょう。
・収納は使う場所の近くに
使う場所と収納する場所が離れていると、つい片付けが面倒になってしまうのもよくあるケース。使う場所の近く、あるいは動線上に収納場所を確保すると便利かつ片付けやすくなります。
片付けやすい収納を考えるときに大切なのは、それぞれの持ち物に対して「住所(収納場所)」を決めることです。
決め方のポイントは、「どのようなシーンで使うのか」という視点です。
たとえば「キッチンの調理スペースには調理道具を」、「玄関には外出時に必要なモノを」など、使う場所の近くを住所にして、必要に応じて収納家具や収納用品をつけ足せば、使ったらすぐにしまう習慣がつけられます。モノを出し入れするときの無駄な動きが減るとともに、探し物をするストレスからも解放されますね。
どこに収納するのか、どの場所に収納スペースをつくるのがよいかを考えるためには、持ち物をリスト化してみるとイメージがしやすくなります。このリストと使うシーンや生活動線を組み合わせて持ち物の住所を決めることで、収納計画が明確になります。また、「住所」を家族と共有することでいつも同じ場所に片付けられるようになり、モノが見つからずイライラするということもなくなります。
住所決めの例
現在の住まいではどうしても思う場所に収納スペースがとれない、収納を大きく変えたいという方は、住み替えや家族に合わせた住まいのリノベーションも選択肢のひとつです。
生活動線に合わせて持ち物の住所を考え、収納を設けたリノベーション事例をご紹介します。
Iさんファミリーは、広さ82.29m2の3LDKのマンションを2LDK+ウォークインクローゼット+書斎の間取りにフルリノベーションし、ご夫婦と0歳のお子さんの3人が暮らしやすい、明るく開放感のある空間を目指しました。シンプルで片付けやすい部屋をつくるのに欠かせなかったのが、適切な収納スペースの設計でした。
リビングダイニング・キッチンに、新たな収納を
子どものおもちゃを収納する造作ベンチ
使い勝手のよい食器棚やパントリー
欲しい機能と好きなデザインをご自身で整理され、自分たちらしい暮らしのアイデアをかたちにされたIさんご夫婦。使いたい場所に必要な収納スペースをつくったことで、すっきりと暮らしやすい空間が実現しました。
Daigasグループでは、オーダーメイドで実現する自分だけのリノベーション「MyRENOマイリノ」サービスを関西エリアにて提供しています。中古マンションのリノベーションで、理想の住まいを実現しませんか。
※関東圏におけるマイリノの施工事例です。
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