知るほど、なるほど、好きになる 朝ごはん世界紀行

No.010メキシコ

チラキレス

メキシコ合衆国
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  • 西は太平洋、東はメキシコ湾に面する中南米の国。マヤ文明やアステカ文明などの古代遺跡が、数多く世界遺産に登録されています。メキシコ中央部の都市・グアナファトは、「メキシコで一番美しい街」と言われる観光名所。スペイン植民地時代の色鮮やかな建物が立ち並び、街を一望できるピピラの丘からは絶景を楽しめます。
辛さがクセになるチラキレス。目玉焼きなどを添えていただきます!

辛さがクセになるチラキレス。目玉焼きなどを添えていただきます!

  • 今回の旅のパートナー
  • メキシコ料理店「タコス・エル・ノパル」 川島マルタさん
  • メキシコで出会った日本人男性との結婚をきっかけに、1971年に日本へ移住。2000年に大阪の十三でオープンしたメキシコ料理店「タコス・エル・ノパル」は、地域で長く愛され続け、昨年には開店20周年を迎えました。好きな日本料理はすき焼き!と話すマルタさんとともに、メキシコの朝食をブエンプロベッチョ(召し上がれ)♪
メキシコ料理店「タコス・エル・ノパル」 川島マルタさん

メキシコといえばタコスを思い浮かべますが、朝食にはどんなものを食べているんですか?

朝食としてよく食べられるのは、「チラキレス」というトルティーヤを使った料理です。トルティーヤとは、とうもろこしの粉や小麦粉で作った薄焼きのパンで、メキシコの人々にとっての主食なんですよ。チラキレスは、油でさっと揚げたトルティーヤを食べやすい大きさに切って、トマトソースで煮込んだもの。トマトソースは、トマト缶と玉ねぎ、ニンニク、唐辛子、塩で作っています。もっちりとしたトルティーヤにソースがよく染み込んで、とってもおいしいんです!簡単な卵料理やベーコン、豆のスープ、フルーツなどを添えて食べるんですよ。

マルタさんが作るチラキレスは、お店でも大好評!

マルタさんが作るチラキレスは、お店でも大好評!

チラキレスは、昔からよく食べられているんですか?

そうですね、メキシコの伝統的な家庭料理として親しまれてきました。余ってしまって固くなったトルティーヤをおいしく食べられる料理として、昔から重宝されてきたみたいですね。ちなみに、メキシコの人はみんな、近所の行きつけのお店でトルティーヤを買うんですよ。でき立てのものがふっくらしておいしいので、あまり買い置きすることはなく、その日食べる分だけを毎日買いに行きます。それでも、4人家族だったら一度に1キロくらい購入しますね。日本人がお米を毎日食べるように、メキシコ人はトルティーヤを毎日たくさん食べるんですよ!チラキレスをはじめ、タコスやナチョスなどいろんなお料理に使っています。

メキシコでは、町のあちこちにトルティーヤ屋さんがあるそうです!

メキシコでは、町のあちこちにトルティーヤ屋さんがあるそうです!

焼き立てのトルティーヤ、おいしそうですね!ところで、チラキレスはご家庭ではどのように食べられますか?

サルサソースなどを入れて、自分好みに辛さを調整するのがメキシコ流です。サルサソースはメキシコ料理に欠かせない調味料で、材料に使われている唐辛子はハバネロやハラペーニョなど数十種類。それらを自分の好みですりつぶして調合します。実は私は辛い食べ物が苦手なので、辛さは控えめにしていますね。また、二日酔いの朝には、やわらかく煮込んだチラキレスがおすすめ!メキシコでは、辛い食べ物が二日酔いに効くと言われているんですよ。チラキレス以外にも、メキシコにはおいしい朝食がたくさんあります。例えば、「ポソレ」という具だくさんのスープや「フリホーレス」という豆を煮たおかずも、栄養満点でおいしいですよ。もしメキシコを訪れる機会があれば、ぜひ味わってみてくださいね!

唐辛子の種類や調合によって、辛さや味が変わるサルサソース

唐辛子の種類や調合によって、辛さや味が変わるサルサソース

  • 私も、小さいころからずっとチラキレスが大好きです。お母さんの味を思い出して、懐かしい気持ちになりますね。ちなみに、メキシコの人は昼にたくさん食べて、夜は軽く済ませるのが一般的です。ランチタイムには、学生や働いている人も一度帰宅して、家族みんなでゆっくりランチを楽しみます。家族愛が深いところも、メキシコのいいところですよ♪それでは、アディオス(さようなら)!
メキシコ料理店「タコス・エル・ノパル」 川島マルタさん