コミュニティサイクル「HUBchari」に30台の自転車を追加できました。
「HUBchari」では、今回購入した新車の利用が始まっています。
今回獲得した活動支援金に自己資金も加え、就労支援の場の一つであるコミュニティサイクル「HUBchari」に新たに自転車30台を追加することができました。「HUBchari」は大阪市内18箇所のどこで自転車を借りても返してもいいレンタサイクルなのですが、最近はありがたいことに利用者が急増し、どこの拠点にも自転車がない状態が続くなど嬉しい悲鳴があがっていました。今回、自転車台数を増やしたことにより、より多くの利用者の受け入れが可能となり、規模の拡大につながりました。さらに、スタートして3年がたったなかで追加購入を機に、日常の点検に加えて新たに自転車の一斉点検も実施しました。また、「HUBchari」で働くおっちゃんたちの意欲も一層高まったことで自発的に高度な自転車の点検ができるようになり、より安全な自転車の提供が可能となりました。
Homedoorでは、引き続き「HUBchari」を応援してくれるサポーターを募集しています。毎月1,080円から、クレジットカードで気軽に申し込むことのできる仕組みも用意していますので、ぜひサポーターにご登録いただき、これからも「HUBchari」を応援していただければ嬉しいです!
http://www.homedoor.org/shien/kifukaiin
募集期間 2015年6月8日~7月6日
自転車貸出ステーションはお店やビル、ホテル、公共機関の「ノキサキ」です。「ノキサキ」貢献として企業から社会貢献の場を提供いただいています。
ホームレス状態を生み出さない社会のために。自転車メンテナンスを活かしたシェアサイクル「HUBchari」
Homedoorでは、ホームレス状態になりたくないにも関わらずそうならざるをえない状況や、ホームレス状態から抜け出したいと思っても抜け出せない状況を、就労支援事業や生活支援事業などを通じて解決に取り組んでいます。
私たちの就労支援事業のひとつ「HUBchari」は、ホームレスの方々に得意な方が多い自転車メンテナンスの技術を活かしたシェアサイクルシステムです。大阪市内で現在、7拠点。(相互乗入れ拠点を含めると20拠点)「どこで借りても、どこで返してもいい」レンタサイクルの進化版で、運営はホームレスの方や、ホームレス経験のある生活保護を受けている方が行い、中間的就労の場として機能しています。今までに60名の方が働き、32名の方が「HUBchari」をきっかけに次の仕事を見つけました。
また、3月には生活支援事業の新しい拠点となる「&ハウス(アンドハウス)」も誕生しました。就労支援事業で働く方のなかには、節約のため野宿をして仕事に通っている方もいらっしゃいます。過酷な路上生活や仕事の疲れを癒すことができ、ストレスなく路上生活から脱出することができたら・・・。そんな想いから生まれたのがアンドハウスです。まちの縁側のような開かれた場にしていきますので、気軽にお立ち寄りください。
就労支援事業としてたくさんのみなさんに応援していただき、半数以上のスタッフが次のステップへ進んでいます。
サービス開始から4年目。
利用者が増え、古くなった自転車を買い替えたい。
サービス開始から今年で4年目。地域の方だけでなく、外国人観光客の交通手段としても利用が増え、拠点も年々増設しています。一方、自転車は日々メンテナンスを行い大切に乗って頂いていますが、なかにはそろそろ買い替えの時期にさしかかっているものもあります。今回のチャレンジが達成できれば、その一部を新車に買い替えたいと考えていますので、ぜひ、ご支援よろしくお願いします。
この度は、NPO法人Homedoorの活動を応援いただきまして、ありがとうございました。
私たちは、大阪市でホームレスの人を始めとする生活に困窮する方々に、「HUBchari」などの就労支援や生活支援の場を提供し、路上生活からの出口を作っています。ホームレス問題というと「自分には関係ない問題、自業自得な問題」と理解を得るのは難しいのですが、4,000人以上の人が応援くださったこと、大変嬉しく思っています。引き続き、あたたかく活動を見守っていただければ嬉しいです。