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Q&A 教えて!和田由貴さん エコわざ相談室

カリスマ主婦 和田由貴さんのお悩み解決CASE2

「家庭のゴミ」に関するお悩み

ご投稿いただいた4,039件(2/16~3/15)のお悩みの中から3つの内容をピックアップしました。

  • Question1生ごみのにおいが気になります。良い処理の方法はありませんか?
  • Question2ごみの分別が増えすぎて、わかりにくく、置き場所にも困っています。
  • Question3とにかくごみの量が多いので、減らすにはどうすれば、良いですか?

頑張って減らそうと思っても、なかなか減らせないのが「ごみ」。ごみが多いと分別するのも大変だし、ごみ置き場まで毎日運ぶのも面倒ですよね。

日本では、今年間約2,900万トン(※)のごみが家庭から発生しています。家庭のごみの中で一番多いのは厨芥類、つまり台所から出る食品の生ごみと言われています。

京都市の「家庭ごみ」組成分析

出典:京都市環境局
平成20年度環境局事業概要資料より
※湿重量組成

だから、少しでもごみの悩みを解決したいなら、まずは生ごみ対策からはじめてみませんか?今回は、生ごみと少しでも上手に付き合うコツから「エコわざ」をご紹介していきます。

※環境省 一般廃棄物の排出及び処理状況等について(平成27年3月6日現在)より

生ごみはしっかり水気を少なくして、臭いも焼却エネルギーもカット

「生ごみ」といえば、やっぱり気になるのが生ごみ特有のにおい。ジメジメする梅雨、どんどん湿気が上がる夏はしっかり対策したいですね。

水分を含まないように別の容器に!

まず知っておきたいのは、生ごみは水分が多いほどかさが増して、腐敗が進みやすくなるということ。そこで、基本対策として生ごみの水分を少なくすることから心がけてみましょう。皆さんにおすすめのエコわざは、以下の3点です。

  • ●なるべく、排水溝のごみ受けや三角コーナーに捨てない
  • ●シンクの外に、生ごみを入れる袋や容器を置き、生ごみを濡らさない
  • ●生ごみを捨てる前に、新聞紙などでしっかりと水分を吸い取る

こうして水分を少なくしておけば、においの発生を抑えることができます。また、水分を減らしてもにおいが気になるというときは、冷凍庫の活用を。冷凍によってごみの腐敗が遅くなるので、においも抑えられます。

しかも、水分が多い生ごみを焼却する際には、紙に比べ約3.6倍のエネルギー(※)が必要になります。環境負荷を減らすためにも、ぜひ水分はカットしておきたいですね。

また、生ごみを出さない工夫もご紹介します。まずは、食材は必要な量だけ買って、きちんと使い切り、残った料理は冷凍保存をして食べ切るようにする。基本的なことですが、意識して行動すると生ごみの量が減るはずです。さらに、自宅で生ごみ処理ができる「生ごみ処理機」もオススメ。コンポストなどを使った自然処理のもの以外にも、乾燥式・バイオ式といった手軽な電動生ごみ処理機もあるので、生活スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。自治体によっては補助金が出ることもありますので、購入を検討されている方は調べてみて下さいね。

※京都生ごみすっきり情報館「ごみの燃えやすさ(カロリー)の比較」から算出
生ごみの水分を80%としたときのごみ㎏当たりカロリーの例

ほんの少しの工夫で、分別をラクに

次は「ごみの分別」です。リサイクルのため、紙やプラスチックなどさまざまな分別が必要ですが、分別を楽にするポイントは、ごみが出た際にその場で分別すること。さらに、かさを減らすとごみも扱いやすくなります。例えば…

  • ●玄関に、不要なチラシやDMなどを入れる専用のごみ箱を置く
  • ●発泡トレーや牛乳パックは、スーパーなど拠点回収にそのまま持って行けるバッグを用意して、直接そこに入れる
  • ●かさばりがちなプラスチック用のごみ箱のそばに、小さく切るためのハサミや、小さくまとめるためのテープを準備する

そしてもう一つ、あまりストイックにやりすぎないことも分別を続ける秘訣です。プラスチック包装容器の中でも、どうしても汚れが落ちないものは上質のリサイクル原料になりにくいため、無理してゴシゴシと洗わずにその他ゴミとして処理しましょう。分別を楽にできる工夫を取り入れつつ、できる範囲で、あまり気負わずに実践して下さい。

ごみになってしまうものを持ち込まない「リデュース」が大切

リデュース「3R」の流れ

そもそも、ごみを減らすためには、発生源から断つのが最も効果的です。つまり、不要なものを買わない貰わない、長く使えたり繰り返し使える良いものを選ぶ、包装が簡易なものを選ぶなど、不要なものを家に持ち込まないようにします。この考え方をReduce(リデュース)と言い、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)と並んで「3R」と呼ばれます。

一番大切なのは、ごみの元になるものを減らすReduce(リデュース)。それでも出てしまう不用品は中古取扱い店やバザーに出すなどのReuse(リユース)を。そして、リユース不可なものはRecycle(リサイクル)で再度資源として使いましょう。日々の暮らしに、この「3R」を取り込むことが、ごみ減量につながりますよ。

カリスマ主婦 和田由貴(わだゆうき)

消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど暮らしや家事の専門家として、講演、執筆活動、テレビ出演、新聞・雑誌の連載など幅広く活動。
「節約は、無理をしないで楽しく!」がモットーであり、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。

和田由貴オフィシャルホームページ
( http://wada-yuki.com/ )

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