災害時になくて困ったものは?役に立つ防災グッズや備えのコツも紹介

地震や津波、豪雨などの災害に備えたいと思っても、なにを準備すればいいのかわからず不安に感じている方も多いのではないでしょうか。災害時に必要なものは避難場所や性別、年齢によって異なるため、それぞれに適した準備が必要です。
今回は、災害時になくて困ったものを避難場所別・性別・世代別・季節ごとに詳しく解説します。災害時にあると便利な防災グッズや災害に備えるコツも紹介しますので、ぜひ参考にして大切な命を守るための備えを進めましょう。
なお、この記事の「災害」は、日本で起こりやすい以下の災害を想定しています。
- ・地震、津波
- ・台風、豪雨、豪雪、土砂災害
- ・火山噴火
- 目次 -
災害時に必要なものチェックリスト
記事内で紹介している「災害時になくて困ったもの」や「便利な防災グッズ」を一覧表で紹介します。ぜひチェックリストとして活用し、災害への備えを進めてください。
| 項目 | 必要なもの |
|---|---|
| 水・食料 |
|
| 医療用品 |
|
| 衛生用品 |
|
| 衣料品 |
|
| 防寒グッズ |
|
| 防暑グッズ |
|
| 照明器具 |
|
| 赤ちゃん・子ども用 |
|
| 高齢者用 |
|
| その他 |
|
【避難場所別】災害時になくて困ったもの
災害時になくて困ったものを、以下の4つの避難場所別に解説します。
- ・避難所
- ・自宅
- ・車中
- ・高台
ひとつずつ見ていきましょう。
避難所で災害時になくて困ったもの
避難所で災害時になくて困ったものの例として、以下があります。
- ・常備薬
- ・常用薬
- ・お薬手帳
- ・ひざかけ
- ・タオル
- ・現金
- ・歯ブラシ
- ・ボディシート
- ・簡易トイレ
避難所では多くの方が共同生活を送ることになるため、衛生面やプライバシーに関する問題が多くなります。また、避難所では設備が限られているため、体温調整やトイレなど、日常生活で当たり前にできていたことができなくなることも珍しくありません。避難所でも最低限不自由のない生活ができるように、上記で記載したものを準備してみてください。
自宅で災害時になくて困ったもの
自宅避難の際になくて困ったものは、以下のとおりです。
- ・水
- ・カセットコンロ
- ・ガスボンベ
- ・防災ラジオ
- ・乾電池
自宅避難の場合は住み慣れた家で安心感があるものの、ライフラインが停止すると生活に支障をきたします。そのため、調理器具や情報へのアクセスなど生活に直結するものを優先して備えておくことが大切です。
車中で災害時になくて困ったもの
車中に避難する際は、以下のようなものがないと困るケースが多くなります。
- ・水
- ・食料
- ・防寒防暑グッズ
- ・簡易トイレ
- ・歯ブラシ
- ・ボディシート
- ・モバイルバッテリー
車中避難では空間が限られるため、必要なアイテムを選んで用意することが大切です。防災グッズは、コンパクトで多機能なものを選びましょう。
簡易トイレや防寒防暑グッズのようなコンパクトなアイテムは、常にトランクへ入れておくのがおすすめです。車内は外の気温の影響を受けやすいので、防寒対策や暑さ対策も忘れずにおこないましょう。
高台で災害時になくて困ったもの
津波や洪水が発生した場合は、高台へ避難するのが一般的です。高台へ避難した際になくて困るものを、以下にまとめました。
- ・水
- ・食料
- ・防寒防暑グッズ
- ・雨具
- ・軍手
- ・簡易トイレ
- ・タオル
一時的に屋外で避難生活を送ることになるため、天候や気温の変化に対応できる準備が必要です。すぐに持ち出せるように、リュックなどにまとめて玄関付近に置いておきましょう。
【性別・世代別】災害時になくて困ったもの
災害時に必要なものは、性別や年齢によって変化します。ここでは災害時になくて困ったものを、以下の4つのパターン別に解説します。
- ・女性が災害時になくて困ったもの
- ・男性が災害時になくて困ったもの
- ・子どもが災害時になくて困ったもの
- ・高齢者が災害時になくて困ったもの
順番に確認していきましょう。
女性が災害時になくて困ったもの
女性が災害時になくて困ったものは、以下のとおりです。
- ・スキンケア用品
- ・下着
- ・着替え
- ・ボディシート
- ・ウェットティッシュ
- ・生理用品
- ・防犯ブザー
- ・ホイッスル
- ・髪ゴム
- ・ヘアバンド
- ・化粧品
災害状況や避難場所によってはシャワーを浴びられない可能性があるため、ボディシートやウェットティッシュなどの衛生用品を用意しておくと安心です。長期の避難に備えて、生理用品も用意しておきましょう。
男性が災害時になくて困ったもの
男性が災害時になくて困ったものは、以下のようなアイテムです。
- ・作業用手袋、軍手
- ・工具類
- ・現金
- ・シェービング用品
- ・着替え
- ・下着
- ・ボディシート
男性は災害時に復旧作業を任されることが多いため、作業に必要な道具類を準備しておくと重宝します。がれきや木材で手を切ってしまうと、そこから雑菌が入る可能性もあります。自分の身を守るために作業用手袋や軍手を用意してください。
また、十徳ナイフのような多機能工具があれば、野菜のカットや衣服の裁断、食料の蓋開けなどを少ない力でおこなえます。汗をかきやすい場合や暑い時期の災害に備えて、ボディシートなどの衛生用品も準備しておきましょう。
子どもが災害時になくて困ったもの
子どもは年齢に応じて必要なものが変化します。とくに赤ちゃんや小さな子どもを連れて避難する場合は、以下のような準備が必要です。
- ・ミルク
- ・哺乳グッズ
- ・離乳食
- ・薬
- ・おむつ
- ・おむつ処理袋
- ・おしりふき
- ・お菓子
- ・抱っこひも
- ・おもちゃ
- ・絵本
災害時は買い物が困難なケースが多くなるため、おむつやおしりふきは1週間分の備蓄があると安心です。また、子どもに過度なストレスがかからないよう、おもちゃや絵本も用意してあげましょう。
高齢者が災害時になくて困ったもの
高齢者が災害時になくて困ったものは、以下のとおりです。
- ・常用薬
- ・お薬手帳
- ・医療機器
- ・やわらかい食品
- ・とろみ剤
- ・車椅子
- ・杖
- ・歩行器
- ・老眼鏡
- ・補聴器
- ・入れ歯、入れ歯安定剤
- ・大人用おむつ
- ・尿取りパッド
高齢者は、身体機能や健康面に配慮する必要があります。とくに、日常生活で使用している医療用品や介護用品を備えることが大切です。持病のある方は、薬や医療機器の持参を優先しましょう。
【季節別】夏と冬の災害時になくて困ったもの
災害は季節に関係なく発生するため、気温や天候の変化に応じた対策が必要です。ここからは、災害時になくて困ったものを以下の2つの季節別に見ていきましょう。
- ・夏の災害時になくて困ったもの
- ・冬の災害時になくて困ったもの
それぞれ解説します。
夏の災害時になくて困ったもの
夏に災害が発生した際になくて困るものは、以下のとおりです。
- ・水
- ・経口補水液
- ・塩分タブレット、塩飴
- ・冷感シート
- ・冷感タオル
- ・手回し扇風機
- ・うちわ、扇子
- ・帽子
- ・ボディシート
- ・着替え
夏場は外で座っているだけでも、熱中症や脱水症状のリスクがあります。水分だけでなく、塩分を補給できるものも準備しておきましょう。
冬の災害時になくて困ったもの
冬の災害時には、以下のようなものがなくて困るケースが多くなります。
- ・カイロ
- ・防寒着
- ・厚手の靴下
- ・手袋
- ・マフラー
- ・帽子
- ・アルミシート
- ・段ボール
体を外側から温められるものを中心に準備しましょう。アルミシートは床からの冷気を防いでくれるため、就寝・休憩時にあると安心です。アルミシートがない場合は、段ボールでも代用できます。
【番外編】災害時にあると便利な防災グッズ
災害時にあると便利な防災グッズを、以下の表にまとめました。
| 便利な防災グッズ | 用途 |
|---|---|
| ポータブル電源 |
|
| 懐中電灯・ランタン |
|
| 簡易トイレ |
|
| ウォータータンク |
|
| 救急セット |
|
| 防災ラジオ |
|
| 乾電池 |
|
| おむつ処理袋 |
|
| アルミシート |
|
| カセットコンロ・ガスボンベ |
|
| 現金 |
|
| 予備のメガネ |
|
| ウェットティッシュ・ボディシート |
|
| バケツ |
|
| アウトドア用チェア |
|
| 冷感スプレー |
|
| 日よけ帽子・ネックガード |
|
このなかでも、以下のような生命に直結するものを最優先にしてください。
- ・水
- ・食料
- ・医療用品
- ・防寒防暑グッズ
次に情報収集や通信手段、最後に快適性を向上させるものをそろえるといいでしょう。できるだけ軽量でコンパクトなアイテムを選んでおくと、避難時の持ち運びがしやすくなります。
災害に備える際のコツ
災害への備えをスムーズに進めるコツは、以下のとおりです。
- ・必要なもののチェックリストを作成する
- ・賞味期限や使用期限が切れないように交換する
- ・持ち出し用と備蓄用で場所を分けて保管する
- ・ローリングストックをおこなう
ひとつずつ見ていきましょう。
必要なもののチェックリストを作成する
防災グッズを準備する際は、チェックリストを作成しておきましょう。災害が発生した際の準備漏れや準備不足が防ぎやすくなるためです。以下のような項目をベースにすると、チェックリストが作成しやすくなります。
- ・水
- ・食料
- ・医療用品
- ・防寒防暑グッズ
- ・衣料品
- ・衛生用品
- ・情報収集機器
- ・照明器具
この項目をもとに、家族構成や住環境に応じてカスタマイズしましょう。半年に1回の頻度で見なおすことで、季節の変化や子どもの成長に対応できます。
賞味期限や使用期限が切れないように交換する
水や食料を中心に賞味期限や使用期限を定期的にチェックし、必要に応じて交換しましょう。災害が発生した際に使用できなくては、備えた意味がなくなるためです。
カレンダーに水や食料などの賞味期限や使用期限を記入し、期限の1ヶ月前になったら交換することをおすすめします。そうすることで、災害時に期限が切れているリスクを減らせます。
持ち出し用と備蓄用で場所を分けて保管する
防災グッズは、持ち出し用と備蓄用で場所を分けて保管しましょう。災害が発生して自宅から避難する際、スムーズに持ち出せるようにするためです。
持ち出し用の防災グッズは、玄関付近に保管しておくとすぐに持ち出せます。備蓄用のものは以下のような場所に分散して配置することで、被災時に一部の部屋や収納が使えなくなっても水や食料を確保しやすくなります。
<配置場所の例>
- ・クローゼットのデッドスペース
- ・キッチン収納
- ・ベッドの下
- ・ソファの下
防災グッズの劣化を防ぐためにも、直射日光のあたりやすい場所や高温多湿になりやすい場所での保管は避けましょう。
ローリングストックをおこなう
ローリングストックをおこなうことも、災害に備える際のコツのひとつです。ローリングストックとは、ふだんよく食べる食品や日用品を多めに買い置きしておき、使った分をその都度補充することで常に新しい状態で備蓄を保つ方法です。
ローリングストックをおこなうと常に新しい食品を備蓄できるだけでなく、賞味期限切れのリスクも大幅に減らせます。食べ慣れた食品の場合、ストレスの軽減にもつながります。実践するコツは、以下の3つです。
- ・賞味期限の近いものを手前におく
- ・家族に配置のルールを共有する
- ・目立つ場所に配置して忘れずに消費する
缶詰やレトルト食品など、日常的に使用している食品からはじめると定着しやすくなります。
まとめ
今回は、災害時になくて困ったものや便利な防災グッズなどを紹介しました。避難場所や年齢・性別によって必要なものが異なるため、家族構成や環境に応じてチェックリストを作成し、災害に備えましょう。
水や食料、防寒防暑グッズなど命に直結するものを最優先にそろえ、その次に情報収集のためのアイテムや快適性を高めるものを準備することが災害に備えるポイントです。この記事を参考にして災害への備えを万全にし、被災しても慌てず行動できるようにしましょう。
本記事はDaigasコラムからの転載です。
- ※この記事は2026年10月19日時点の参照元の情報をもとに掲載しています。一部情報が古い場合があります。

