冷蔵庫は家庭で電力を非常に多く消費している家電です。以前消費電力の少ない冷蔵庫を選ぶには？で、省エネ性能の高い冷蔵庫のご紹介をしていますが、24時間365日使い続ける家電だからこそ、日ごろの使用にも気をつけたいですね。

■ドアパッキンをきれいに

冷蔵庫のお手入れは衛生面だけではなく、節電にも有効です。中でもドアパッキンの汚れは、冷気が外に逃げて電力を多く消費する原因となるので、こまめに掃除をしましょう。重曹小さじ1杯を水100mLで溶かして重曹水をつくり、きれいな布に含ませてドアパッキンを拭き取ります。ドアパッキンの細かい隙間や溝の部分は、重曹水を綿棒に含ませて拭き取ればきれいになりますよ。

■設定温度を気温に合わせて調整

冷蔵庫は庫内の温度を調節できますが、年間通して同じ設定にしている方は多いのでは？冬場などは気温が低いため、温度を“弱”に設定しても食材がいたむことはないし、節電もできます。それ以外の季節では、庫内にあまり食品を詰め込みすぎないように注意すれば、温度設定を“中”にしておくので十分です。切替室なども常時急速冷凍で使用されているかもしれませんが、なるべく必要な用途に応じて適宜切り替えるようにしましょう。

■適切な距離をあけて設置

冷蔵庫の側面や上部、放熱器がある背面は放熱しているため、家具や壁などにぴったりくっつけてしまうと熱がこもって余計な電力を消費します。また、冷蔵庫の側面にマグネットを貼ったり、上部にものをおいてしまいがちですが、放熱の妨げになってしまうため控えた方がいいでしょう。製品によって放熱方法が違うので、取扱説明書を確認して適切な距離をあけて冷蔵庫を設置してください。