Vol.01
2022.04.18
進学や就職、転勤などをきっかけに、生活スタイルが変わる春。何かと忙しくしているうちに、家族との会話が減ってしまうこともありますよね。そんなときは、リビング・ダイニングに、家族が集まる工夫をしてみませんか。コミュニケーションが自然にとりやすくなる部屋のつくり方や、今すぐはじめられるアイデアをご紹介します。
もくじ
同じ家にいながらも自室にこもってしまうと、コミュニケーションも少なくなりがちに。そこでおすすめなのが、リビングやダイニングにカウンターを用意して、家族みんなで使えるワークスペースをつくることです。子どもの学習や、読書、趣味、リモートワークなど、同じ空間で作業をすることで、会話が生まれやすくなります。食事をする際に使うテーブルで作業をすると、その都度片づける必要があり、うまく活用できないことも。カウンターを別に用意しておくことで、いつでも柔軟に使うことができます。お仕事や勉強など、みんなで使えるスペースを共有することで、家族が自然に集まる部屋をつくってみませんか。
家族が集まる空間づくりに、開放感のある「和」のスペースもおすすめです。リビングの一画に畳敷きのスペースをつくれば、ソファのように人数を気にすることなく、みんなで座ったり、ごろんと横になったり、家族でリラックスした時間を過ごすことができます。また、床よりも一段高い「小上がり」にすれば、段差ができリビングのホコリが入りにくく、物が広げやすくなるので、子どもが遊んでいる横で洗濯ものを畳んだりしながら一緒に過ごすこともできます。気軽にくつろげる和のスペースを利用して、団らんの時間を増やしてみませんか。
家族がせっかく集まっても、会話が弾まない…そんなときは、家族が集まるリビングやダイニングに、みんなの「好き」をディスプレイしてみませんか。自室に置くことが多いコレクションや好きな雑貨、趣味でつくった作品などを棚に並べれば、お互いが好きなものを共有することができ、会話のきっかけづくりにもなります。また、それぞれのお気に入りが飾ってあることで、ひとつの空間に家族が集まりやすくなりますよ。家族みんなの「好き」を眺めながらお互いにこだわりポイントを語ったり、楽しい会話につなげてみてください。
家族が同じ場所で居心地よく過ごすためには、照明を見直してみるのも大事なポイントです。朝、昼、夜とさまざまな時間を過ごすリビングやダイニング、キッチンの天井には、光の色味を変えられたり、明るさを調節できる照明がおすすめ。また、場所を選ばず自由に置けるフロアライトや、壁にとりつけて部分的に明るさを演出するブラケットライトを併用するのもいいですね。照明をうまく使えば、読書、映画鑑賞、ちょっとしたパーティーなど、シチュエーションにあわせて部屋の雰囲気をガラッと変えることができますよ。照明を工夫して、家族みんなが過ごしやすい部屋を用意してみませんか。
フロアライト
ブラケットライト
会話が弾む空間づくりには、アウトドアリビングもおすすめです。アウトドアリビングとは、テラスやベランダをリビングとつなげて、屋外スペースをリビングの一部として活用すること。ソファやテーブル、ベンチといった家具を置くだけで、オープンカフェにいるようなティータイムや、アウトドア気分のバーベキューなど、いつもとは違う過ごし方を演出できます。リビングの延長としてつくっておくことで、リビングにいながら屋外で遊ぶ家族の様子を見ることもできます。家族と過ごす時間に変化をつけながら、団らんをお楽しみください。
家族で一緒にお出かけしたり、ゆっくり話す時間をつくるのは難しくても、リビング・ダイニングにちょっとした工夫を施せば、家族が顔をあわせやすくなったり、会話をする機会を増やすことができます。家族をさらに近くに感じられる環境をつくって、夫婦や親子の今しかできないコミュニケーションを大切にしてくださいね。
※当サイトのコンテンツの二次利用はご遠慮ください。