おしゃれな部屋のつくり方とは?センスがいいインテリア事例と成功のポイント4選

おしゃれな部屋にしたいと思ってもその方法がわからず、困ってしまう方も多いでしょう。今回は、部屋をおしゃれに見せるポイントや、好みの部屋のテイストが見つかるアイデアをご紹介します。部屋を訪れた人に「センスがいい」と思ってもらえる、ちょっとしたコツを押さえていきましょう。
- 目次 -
おしゃれな部屋づくりのポイント
部屋をおしゃれな印象に見せるためには、いくつかのポイントがあります。
- ・色のバランスをとること
- ・空間を上手にいかすこと
- ・照明を効果的に使って、アクセントアイテムを選ぶこと
について、くわしく見ていきましょう。
色彩とバランスを意識する
部屋のインテリアをおしゃれに見せるためのポイントのひとつが、使う色を絞ることです。カーテン、ソファ、ベッドなどの家具や小物に使う色がバラバラでは、統一感や一体感がない印象になってしまいます。逆に使う色が絞られていると、まとまりのある空間に見えます。使う色の数は、できれば3色以内を目指してみましょう。
- ・床や壁、天井などのベースになるカラー
- ・大型家具に使われるカラー
- ・クッションや小物などのアクセントに使うカラー
この3色に抑えるようにすると、部屋が統一された空間に見えます。
空間をいかすレイアウトにする
部屋には、「余白」を持たせることもポイントです。たとえば、部屋の広さに対して大きすぎるベッドやソファが置いてあると、窮屈な印象になってしまいます。家具の周辺に「空間の余白」があるほうが、家具のデザインを見せることができるうえ、部屋全体もゆとりある空間に見せられます。そのためには、部屋の広さに合った大きさの家具をチョイスすることが必要です。人が移動するためのゆとりをもったサイズを選びましょう。
また、背の低い家具で揃えると、部屋がすっきりと広く見える効果もあります。
照明を効果的に使う
おしゃれな部屋づくりをするためには、照明にもこだわってみましょう。照明といっても、天井についたシーリングライトのような直接照明だけではなく、テーブルランプ、フロアランプなどの間接照明のように、さまざまな種類があります。それらを取り入れることで、部屋がおしゃれになります。
直接照明の場合、天井から吊り下げるタイプのペンダントライトなどもおしゃれです。間接照明の場合、テーブルランプやフロアランプを置くと、シックでホテルライクな雰囲気になります。
さらに電球の色合いでも、部屋の表情が違ってくるものです。太陽の明るさに一番近い「白色」や「昼白色」から、温かみを感じられるオレンジがかった「電球色」まで、さまざまなタイプがあります。部屋をどのような雰囲気に演出したいかを考えたうえで、適した電球を選びましょう。
個性を表現するためのアクセントアイテムを選ぶ
最後のポイントは、自分らしさを表現するアイテムをプラスすることです。「ソファが主役の部屋にしたい」「コレクションしているアート作品を飾りたい」など、自分が好む部屋のタイプについて考えてみるといいでしょう。自分の個性を表現するインテリアを考えてみるのも一案です。これらが実現すると、より居心地のいい自分だけの空間ができあがります。
インテリアのテイストから理想の部屋を見つけよう
アジアン、アンティーク、ナチュラルなどインテリアのテイストには、さまざまなものがあります。自分の好みのテイストを探して、理想の部屋に近づける方法もおすすめです。
モダン
モダンテイストは、都会的でホテルライク、洗練された印象をもたらします。モノトーンなど、色味を抑えたシンプルなデザインのものが主流になるでしょう。「大人モダン」「北欧モダン」「シンプルモダン」など、モダンもいくつかの種類に分類されるので、好みに合ったタイプを選ぶといいでしょう。
ナチュラル
ウッドなどの自然素材をメインにしたナチュラルテイストは、明るい白ベースの色味をメインにするのがおすすめです。グリーンを飾ると、やさしく心地いい自然な空間になります。金属などの無機質な素材を控えたほうが、よりナチュラルに仕上がるでしょう。
和モダン
伝統的な和風の要素に、現代的なスタイルを融合させたのが和モダンテイストです。畳、障子、桐タンスなど、そのままでは「和風」になるアイテムでも、和モダンならおしゃれでシックに見せられ、ほっとできる空間に仕上がるはずです。
アジアンリゾート
アジアンリゾートのテイストは、バリ、モルディブ、プーケット、ベトナムなど、アジアのラグジュアリーリゾートを彷彿とさせます。籐家具を使ったり、ビビッドな色合いのクッションをアクセントに使ったりすることで、南国にいるような気分を味わえるでしょう。
北欧
北欧といえば、デンマーク、スウェーデン、フィンランドなどの国々があげられます。ナチュラルな雰囲気のなかに、黄色やオレンジ、緑などの明るい色合いをアクセントカラーに組み合わせた、おしゃれな空間が特徴です。インテリアはシンプルで優しい雰囲気を心がけましょう。
ヴィンテージ(アンティーク)
ヴィンテージやアンティークのインテリアを取り入れることで、使いこんで時間を重ねたからこその深い味わいが感じられる空間になります。そのような家具を揃えることで、重厚感がありながらも、レトロな雰囲気を出せるでしょう。
マリン(ビーチハウス)

マリンテイストやビーチハウス風のインテリアは、白をベースカラー、青をアクセントカラーに使用することで、海が好きな方や海沿いの暮らしに憧れる方にふさわしい雰囲気が出せます。貝殻や海岸の絵などのアイテムやアートを飾ると、海を感じられる部屋になります。
おしゃれな部屋の事例10選
ここからは、大阪ガスでリフォームをおこなった実例から、おしゃれなインテリアの例をご紹介します。
料理教室を開けるおしゃれキッチン

料理教室とトールペイント教室を開いている奥さまがいるご家庭で、キッチンをリノベーションした実例です。漆黒のオープンキッチンと、パンをこねる作業台のある空間ができあがりました。
主役はアイランドキッチン

アイランドキッチンが主役になったおしゃれなダイニング。キッチンからリビング、食品庫などへの動線もしっかり確保しながら、おしゃれな空間になった例です。
おしゃれで清潔なバスタイム

浴室をおしゃれにすると、毎日のバスタイムがより快適になります。システムバスを導入して、広々とした明るい空間になりました。浴室は2階にあり、大きな窓があるため、自然や夜景を眺めながら浴槽につかることができます。
ガラスタイルをはった和モダンな玄関ホール

和モダンをテーマに、玄関ホールにはガラスタイルをはりつけておしゃれなアクセントにした例です。吹き抜けになった階段スペースが、ギャラリーのようなモダンな雰囲気になりました。
ホテルライクな浴室&洗面

「毎日ホテルのようにリラックスできる浴室と洗面室を」というリクエストから実現した例がこちらです。洗面台は全面壁面収納で、洗練された雰囲気もありながら収納力も抜群です。
機能性のあるおしゃれなキッチン

築25年の自宅で、キッチンなどの水まわりをリフォームした例です。落ち着いたシックな色合いのシステムキッチンをセレクトして、ショールームのような部屋になりました。
壁面収納のある書庫のようなリビング

リビングに壁面収納を設け、まるでおしゃれな書庫のような雰囲気です。「毎日好きな本に囲まれて暮らしたい」という方にとって、夢のようなインテリアになりました。
梁(はり)をインテリアに

構造上撤去できない壁部分の梁を補強して、あえてオープンにリフォームしました。リビングは畳敷きで、和風モダンなテイストにまとめています。
余白のある和モダンなリビング

収納部分をすべてシステム収納に集約して、すっきりと余白のある空間に。一段上がったところにある和室は、和モダンなスペースになりました。
街並みに映えるモダンなたたずまい

塗装がボロボロとはがれるほど傷んでいたため、屋根と外壁をリノベーション。ツートンカラーが印象的なおしゃれな仕上がりになりました。
おしゃれな部屋におすすめの
インテリアの小物アイテム
部屋の印象を左右するのが、小物の存在です。おしゃれな部屋に見せるためにどのような小物が適しているのか、それぞれのアイテムをチェックしてみましょう。
クッション
クッションはカバーの色やデザインを変えられるため、置くだけで部屋のテイストに変化をつけられる優秀なアイテムです。アクセントカラーとして使ったり、形が違う2つのクッションを配置したりすると、部屋の表情も変わってくるでしょう。
ラグ
ラグは部屋に対して大きな面積を占めるため、部屋の印象にインパクトを与えられるアイテムです。シンプルモダンなら、ホワイトやグレー、ブラックなどのシンプルな色がおすすめです。マリンテイストなら海をイメージさせる青色といったように、目指したい部屋の雰囲気に合わせて色や素材を選ぶといいでしょう。
観葉植物
部屋に観葉植物を置くと、癒しを与えてくれるうえ、ナチュラルな雰囲気もプラスしてくれます。観葉植物には、さまざまなタイプがあります。大きさや種類を考えて、部屋のテイストに合うものを見つけてみましょう。
ルームフレグランス
おしゃれな部屋づくりに欠かせないのが、香りの存在です。部屋のドアを開けたときに、ふんわりいい香りがすると、それだけでスタイリッシュな雰囲気が漂います。ルームフレグランスやアロマオイル、デュフューザーなどで、好みのテイストに合わせた香りの演出をしてみるのもおすすめです。
アートパネル
1枚飾るだけで部屋の雰囲気を変えられるのがアートパネルです。イラストや写真など、「ひとつの作品」ではなくても、幾何学模様やファブリックをはりつけたパネルでもOKです。部屋のアクセントカラーにもなるため、実現したいおしゃれな部屋のテイストに合わせてセレクトするといいでしょう。
まとめ
「おしゃれな部屋にしたい」と誰もが思うものですが、いざ、自分の家をおしゃれにしようとすると、「どこから手をつけたらいいのかわからない」という方も多いでしょう。そんなときは、インテリア関連のウェブサイトや雑誌などを見て、どのようなイメージが自分の理想なのかを探してみるといいでしょう。自分の好みのテイストを知るためにも、まずはおしゃれな部屋を数多く見てみるところからはじめてみましょう。
本記事はDaigasコラムからの転載です。