Vol.19
2023.08.21
朝晩は次第に涼しさを感じるようになっても、日中はまだまだ暑さが続くこの時期。つい“冷房”に頼りがちですが、電気代がかさみ家計の負担も気になりますよね。今回は今すぐはじめられる省エネ対策や、リフォームでかなえる暑さ対策をご紹介します。
もくじ
「冷房をつけても部屋がなかなか涼しくならない」と、エアコンの温度を下げてしまってはいませんか?
夏は、外気や日差しによって部屋が暑くなるのはもちろんですが、家電や照明からの発熱によっても室温が上がってしまう場合があります。うだるような夏の暑さを増長させないために、日ごろできることからはじめてみましょう。
・電球をLEDに。点灯時間も短く
部屋の照明は、発熱量が少ないLEDがおすすめです。また、照明が不要なときは「スイッチオフ」を心がけることで、さらに発熱を抑えることができます。
・AV機器の省エネモードを活用
テレビやパソコンなどのAV機器による発熱も見過ごせません。スリープモードや省エネモードなどの機能があればぜひ活用を。
・冷蔵庫の開閉は少なく、素早く
扉を何度も開けたり、長く開け続けたりすると、外の熱い空気が冷蔵庫内に入ってしまい、消費電力が増え発熱量が上がります。食品の出し入れは、できるだけまとめて素早くおこないましょう。
気温が高い間は、熱中症対策としてエアコンは欠かせません。省エネしながらも涼しく快適に過ごせるよう、エアコンの上手な使い方を覚えておきましょう。
・実は「つけっぱなし」が効果的なことも
エアコンの消費電力は、起動したときや、室温と設定温度の差が大きいときに上昇します。このため、室温が高い昼間などに頻繁にオン・オフをくりかえすと、かえって消費電力が多くなってしまう場合があります。30分程度の外出ならつけっぱなしにしておくことが省エネにつながることもあるので、上手に活用しましょう。
・設定温度を上げ扇風機等の併用を
エアコンと合わせて、扇風機やサーキュレーターを使うのもおすすめです。設定温度を必要以上に下げなくても涼しい空気を部屋中に送ることができ、エアコンの消費電力削減につながります。
・フィルターを定期的に掃除
エアコンのフィルターにほこりや汚れがたまると、空気の流れがさまたげられて風量が落ちるため、効きが悪くなってしまいます。毎日使用している場合は、2週間に1度をめやすに、フィルターのお掃除を心がけましょう。
暑さを抑え過ごしやすい住まいにするには、リフォームという選択肢もあります。直射日光を防ぎ室温の上昇を抑えるサンシェードやブラインド、ルーバーなどは、今の住まいに外づけができ、手軽にはじめられる対策としておすすめです。
サンシェード
外づけブラインド
ルーバー
日差しを防ぐ以外にも、壁や屋根に機能性塗料や建材を採用することで、断熱性を向上させる方法があります。家の構造をつくり変えるリフォームではないので、比較的手軽にでき、外観をリフレッシュする効果もあります。
遮熱性を高める外壁塗装
遮熱機能つき屋根材を使用
窓のリフォームも効果的
日々の暮らしの工夫や、少しでも涼しく過ごせる空間づくりをおこなうことで、残暑の時期も快適に過ごしたいですね。
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