Vol.03
2022.06.20
しとしと降り続く雨。梅雨どきになると、部屋の空気もどんよりしがちですね。今回は、すぐに取り入れられる、ムシムシ、ジメジメを吹き飛ばすアイデアをご紹介します。ひと工夫で、雨の季節もさわやかに過ごしましょう。
もくじ
室内の湿度を下げるには、湿気がこもったままにならないよう、窓を開けて風の入口と出口をつくり、空気を動かしましょう。窓が2ヶ所以上ある場合は、窓と窓の直線距離をできるだけ長くなるようにして開けると、風が通りやすくなります。
温かい空気は上にたまりやすいという性質をいかして、高い位置の窓と低い位置の窓を開けるのも効果的です。温かい空気が上の窓から出て、冷たい空気が下の窓から入るようになり、部屋全体の空気が循環しやすくなります。
窓が1つしかない部屋や、窓をいくつか開けても風が通りにくい場合は、サーキュレーターなどを使って空気を循環させるという方法もあります。サーキュレーターは、窓から少し離れたところで窓側に向けて置くと、風が通りやすくなります。
雨の日に窓を開けると、雨や湿気を含んだ空気が入って、かえって湿度が上がるのではと、換気をしない方もいるかもしれません。
しかし、現代の家屋は気密性が高い場合が多く、閉め切ったままでは湿気が逃げにくくなってしまうこともあります。
吹き込むほどの強い雨でなければ、1日に数回、10分ほど窓を開けて湿気を外に逃がしましょう。空気を滞留させないことが、カビ予防にもつながります。
雨の日は風の向きをチェックして、風の入口になる窓は開ける幅を狭くし、出口はそれよりも大きめに開けると、空気が外に出やすくなりますよ。
梅雨どきのお悩みのひとつが、洗濯物。部屋干しのにおいを防ぐためにも、できるだけ早く乾かしたいものです。そこで、ひと工夫することで、乾くまでの時間が短縮できる干し方をご紹介します。
洗ったらすぐに干すことが大切ですが、お手軽だからとカーテンレールに干すことは厳禁です。風通しを悪くする上に、カーテンのホコリが洗濯物についてしまうことも。また、カーテンにカビが生えてしまう原因にもなります。
場所を選ばず洗濯物が干せる物干しラックや、天井または壁に取りつけられる室内物干しなどを使用しましょう。どちらも干せるだけ干すのではなく、洗濯物同士がくっついてしまわないよう、少しずつ間隔をあけるなど、風通しをよくすることが何より大事です。
おすすめはキャスターつきのラック。風の流れのある場所や、エアコンや扇風機の風があたる場所に移動させれば、乾かす時間を短縮できます。
ハンガーを並べて干すときや、ピンチハンガーに衣類を干すときは、ランダムに干していくのではなく、外側に長いもの、内側に短いものが並ぶようにアーチ型にしながら干していきます。外側の洗濯物に空気が触れやすくなり、また、アーチの下には空間ができて風が通りやすくなるので、乾きが早くなります。
厚くて乾きにくい衣類は、干し方を工夫することで乾くまでの時間や仕上がりが変わってきます。
重みがありポケットが多いジーンズは、裏返して裾を上、ウエストを下にして吊るす「逆さ干し」にします。ポケットの裏生地が乾きやすくなる上に、重みのある部分を下にすることでシワが伸びやすくなります。
部分的に乾きにくいところがある厚地のパーカーも、同じく上下を逆にして吊るす「逆さ干し」がおすすめ。バンザイの形にして干すことで、袖やフード部分の生地が身頃と重ならず、乾きやすくなります。
また、ストレスをためないために、洗濯物の乾燥に役立つ時短設備を活用するという方法も。浴室乾燥機なら、入浴後に、浴室の壁やシャワーヘッドなどに残った水滴をタオルや水切りワイパーでさっとふき取り、洗濯物を干してスイッチオン。浴室内と洗濯物の乾燥が一度にできます。
パワフルな温風でたくさんの衣類を乾かすことができる衣類乾燥機も人気です。洗濯物を干したり取り込んだりする必要がないため、忙しい朝や夜の洗濯にも便利です。また、シワになりにくいので、アイロンをかける手間もはぶけます。
浴室乾燥機で室内干しもラクラク
パワフル温風でスピード乾燥
梅雨の間も、換気や部屋干しの工夫、乾燥に役立つ時短設備などを活用することで、洗濯のお悩みもスッキリ。ジメジメを吹き飛ばして、カラッと快適な毎日にしましょう。
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