1Gbpsの速さはどれくらい?インターネットの快適な利用に必要な速度をわかりやすく解説

光回線の通信速度としてよく用いられる単位に1Gbps(ギガビーピーエス)があります。最近では10Gbpsの回線も登場しており、1Gbpsでインターネットを快適に利用できるのか気になる人も多いでしょう。必要な通信速度はインターネットの使い方によって異なります。
この記事では、1Gbpsの意味とその速さについてわかりやすく解説します。さらに、快適にインターネットを利用するための目安速度や、速度が遅いと感じたときの対処方法もご紹介します。
- 目次 -
1Gbpsとは何か
1Gbpsとは、1秒間に1ギガビットのデータを伝送できることを意味します。Gbpsはインターネットの通信速度をあらわす単位としてよく用いられています。
以前はMbps(メガビット毎秒)やKbps(キロビット毎秒)も通信速度の単位として使用されていましたが、光回線の登場により通信速度が向上し、Gbps単位の高速通信が一般的になってきています。
bpsの意味
bpsとは「Bit Per Second」の頭文字をとった単位で、1bitのデータを1秒間に伝送できる場合に1bpsと表記します。1Gbpsの場合には1秒あたり1G(1,000,000,000=10億)bitのデータを伝送可能です。
通信速度でよく使用されている単位ごとの意味をまとめると以下のとおりです。Kbps、Mbps、Gbpsの順に伝送可能なビット数が1,000倍に大きくなります。
■単位の意味
bps:1秒あたりに伝送可能なビット数
Kbps:1,000bps=1Kbps
Mbps:1,000Kbps=1Mbps
Gbps:1,000Mbps=1Gbps
1Gbpsと10Gbpsの違い
1Gbpsと10Gbpsでは1秒あたりに伝送可能なビット数が10倍違います。1Gbpsでは1秒あたり10億ビット、10Gbpsでは1秒あたり100億ビットのデータを伝送可能です。インターネットの通信速度を上げたい場合には、1Gbpsから10Gbpsの回線に切り替えると理論的には10倍の速度が出ると解釈できます。
- ※1Gbps、10Gbpsとは、技術規格上の最大値であり実効速度を示すものではありません。
1Gbpsの速さはどれくらい?
1Gbpsの速さであればオンライン会議も快適にでき、テレワークにもおすすめです。
オンラインゲームや動画視聴も高画質なものでなければ充分楽しむことができるでしょう。
1Gbpsの速さなら大阪ガスのインターネット「さすガねっと」の
「Nプラン1G」がおすすめです。
Nプラン1Gはすでにフレッツ光・光コラボの回線を引いている場合には原則工事不要で利用できます。
理論値と実測値は異なる
1Gbpsの通信速度の回線を利用しても、1秒あたり10億ビットの通信ができるわけではありません。通信速度には「理論値」「公称値」「実測値」の3種類があります。
理論値:通信回線が発揮できる最大の速度
公称値:カタログなどに記載されている速度
実測値:ユーザーが利用したときの実際の速度
実際に通信速度として体感するのは実測値です。1Gbpsの回線での実測値は通信環境によって変わりますが、200Mbps~300Mbps程度は出ているのが一般的です。
「さすガねっと」にある1Gbpsの回線は?
「さすガねっと」には下り最大概ね1Gbpsの「Nプラン1G」と下り最大1Gbpsの「Jプラン1G」があります。
「Jプラン1G」は提供エリアが「Nプラン1G」と比較して限定されますが、au、UQ mobileとのスマホセット割も適用されます。
1Gbpsの回線を使いつつ、スマホ代も安くしたいという人にはおすすめです。
インターネットの快適な利用に必要な速度の目安
インターネットを快適に利用するには下り速度と上り速度がどちらも十分に出ることが大切です。利用シーンごとに必要な速度の目安を以下にまとめました。
■Web会議(Zoomなど)
- ・下り速度:600kbps~3.8Mbps
- ・上り速度:600kbps~3Mbps
■動画視聴(YouTubeなど)
- ・下り速度:0.7Mbps~20Mbps
- ・上り速度:10Mbps程度
■オンラインゲーム
- ・下り速度:30Mbps以上
- ・上り速度:10Mbps以上
■Webサイト閲覧(文章閲覧)、メールの送受信
- ・下り速度:1Mbps程度
- ・上り速度:1Mbps程度
大阪ガスのインターネット「さすガねっと」では、使用用途に合わせたさまざまなプランがあります。ぜひチェックしてくださいね。
インターネットの通信速度が遅くなる理由
インターネットの通信速度の実測値が理論値や公称値よりも遅くなるのは、通信回線サービスではベストエフォート(※)で通信速度を表示しているからです。あくまで技術から考えて最大で発揮可能な速度が表記されているだけなので、さまざまな要因によって速度が低下します。たとえば、以下のような理由でインターネットの通信速度が遅くなる可能性があります。
- ・回線が混み合っている
- ・同時に多数のデバイスで利用している
- ・ルーターとの接続状態が悪い
- ・デバイスの通信スペックが不足している
- ・デバイスに不具合がある
- ・通信障害が発生している
- ※回線業者が提示した最大通信速度を上限とし、最大限に努力した速度でインターネットに接続すること。
通信速度が遅い場合の対処方法
通信速度が遅いときには以下のような対処をすれば改善できる可能性があります。
- ・通信障害の発生状況を確認する
- ・ルーターの場所を移動する
- ・デバイスやOSをアップデートする
- ・回線が混み合わない時間に利用する
- ・インターネット契約を見なおす
通信障害の発生状況を確認する
通信速度が遅い原因として、インターネット回線サービス側で通信障害が発生している可能性があります。サービス提供会社のホームページやSNSなどを参照して、通信障害の有無を確認することで、通信障害が発生している場合には、復旧対応の状況や回復時期の見込みなどの情報を得ることができます。
公式サイトや公式SNSに情報がない場合には、カスタマーサポートに電話やチャットで問い合わせてみましょう。
ルーターの場所を移動する
無線LANで接続している場合、ルーターとデバイスの間に障害物があったり、距離が遠かったりすると電波状況が悪くなって通信速度が低下する場合があります。また、ルーターの近くで電波干渉をする電子レンジなどを使用すると速度が遅くなる原因になります。
無線LANを使用していて通信速度が遅い場合は、ルーターを使用する場所に近づけてみましょう。近づけることが難しい場合は、中継器の設置も検討することをおすすめします。
デバイスやOSをアップデートする
パソコンやスマートフォンなどのデバイスが原因で通信速度が低下している可能性があります。通信速度が遅いと感じたときには、デバイスのファームウェアやOSをアップデートして最新の状態にしましょう。
また、デバイスの現在の状態によって通信速度が低下する場合もあります。複数のアプリを起動していて処理が追いついていなかったり、バックグラウンドで通信をしていたりする可能性があります。利用したいアプリ以外は終了して改善されるかを見てみましょう。
熱がたまっていたり、キャッシュが蓄積していたりすることが動作を遅くする原因になる場合もあります。デバイスの状態に悪い部分がないかを隅々まで確認して改善をはかるのがおすすめです。
回線が混み合わない時間に利用する
インターネット回線は最大限の速度を目ざして提供されていますが、回線の混雑が起きると速度が低下します。
「通信量からみた我が国の音声通信利用状況」によると、固定回線での通信は9時~12時と13時~18時のビジネスの時間、移動通信は18時がピーク時間になっています。インターネット回線の接続方式に合わせて、回線が混み合う時間帯を避けて利用すれば、より速い通信速度でインターネットを利用できるでしょう。
インターネット契約を見なおす
ここまで紹介した方法でも通信速度の不満が解消されない場合、インターネット契約の見なおしをおすすめします。たとえば、光回線では最大速度が1Gbpsの契約が主流でしたが、10Gbpsの契約も可能になりました。さすガねっとでも「Jプラン」と「Nプラン」なら最大速度10Gbpsを利用することができます。
10倍の速度での通信が可能な回線なので期待値が上がります。同じ1Gbpsの光回線でも、契約先によって混み具合や使用している回線が異なるため、変更すると実測値は上がる可能性があります。
インターネット契約の見なおしはそもそも回線の最大速度が低いときだけでなく、最大速度が高くても十分な実測値が出ていないときにも有効な方法です。インターネット契約を切り替えるとおトクに利用できる可能性もあるので前向きに検討してみましょう。
通信速度を上げたいという人にはおすすめですよ。
大阪ガスのインターネット「さすガねっと」の特徴
大阪ガスの「さすガねっと」は、西日本でおトクに利用できる光回線サービスです。
ここでは大阪ガスのさすガねっとの魅力的な特徴をご紹介します。インターネット契約を見なおすときの参考にしてくださいね。
必要な通信速度に合わせて料金プランを選べる
大阪ガスでは、320Mbps・1Gbps・2Gbps・10Gbpsなど、希望する通信速度に応じたプランを選ぶことができます。
自分のライフスタイルに合わせてプランを選んでいきましょう。
セット割などの各種割引でおトクに利用できる
「さすガねっと」では、大阪ガスのガスや電気とセットで契約するとインターネットの月額料金が安くなる「セット割」やガスの月額料金がおトクになる「まとめトク料金」も利用できます。※
- ※ガス使用量が少ないまたは原料費が高い場合は、お支払い額が一般料金より高くなることがあります。
ガス・電気・インターネットをまとめて契約すれば、より割引率も高くなるので、ライフラインは大阪ガスでまとめることをおすすめします。
1Gbps 速度についてよくあるご質問
オンラインゲームに必要な速度は?
オンラインゲームを快適にプレイするために必要な回線速度は、実測値で下り速度30Mbps以上、上り速度10Mbps以上が目安です。プレイするオンラインゲームによって要求される通信速度には違いがあります。家族で同時プレイするときには通信負荷が大きくなるので、10Gbpsの高速回線を用意したほうが快適にプレイできるでしょう。
100Mbpsと1Gbpsではどちらが速いか
100Mbpsと1Gbpsでは理論的には1Gbpsのほうが10倍速い通信回線です。100Mは0.1Gに相当します。ただし、1Gbpsの回線の通信速度の実測値は必ずしも100Mbpsの回線の10倍になるわけではありません。回線の種類が違う場合には、通信環境によって100Mbpsよりも1Gbpsのほうが遅くなる場合もあるので注意が必要です。
まとめ
1Gbpsは一般的なWebサイトの閲覧や動画視聴などの用途であれば十分な通信速度です。ただし、快適に利用できるかは利用状況によって変わります。大人数で同時利用する場合には2Gbpsや10Gbpsの回線も検討したほうがよいでしょう。大阪ガスでは320Mbps・1Gbps・2Gbps・10Gbpsのプランから自由に選んで契約できます。インターネットの使い方に合わせて適切な通信環境を構築できるのでおすすめです。セット割もあり、おトクに利用できますので検討してみてはいかがでしょうか。
本記事はDaigasコラムからの転載です。

