この時期の大根は、甘みがあってみずみずしいですよね。大根はどの部分を食べてもおいしく、実は掃除にも役立ちます。今回は、大根を無駄なく活用するアイデアをご紹介します。

■栄養たっぷりの葉は料理に

まずは葉の部分。大根の葉にはビタミンやミネラルが多く含まれており、とても栄養価が高いので、スープやみそ汁に入れたり煮物に添えるなどして料理に使ってみましょう。葉の付け根は、切らずにそのままにしておくと葉の成長に水分がとられてしまい、葉以外の部分（根・茎部分）がしなびてしまいます。そのため、葉の付け根を含めたヘタの部分は、買ってきたらすぐ切り落とすのがベスト。この切り落とした部分は、小皿などに入れて水につけておくと、再び葉が生えてきます。ぜひ試してみてください。

■皮を残さず、おいしく食べるには

次は皮の部分。きんぴらや浅漬けにするのはいかがでしょうか。もし繊維が気になるときは、繊維の向きにあわせて細めに切るとおいしくいただけます。また、大根の皮を短冊切りにして2日ほど天日干しにすると、自家製の切り干し大根を作ることもできますよ。

■シンク・蛇口磨きや拭き掃除に

大根は、料理だけでなく掃除にも役立ちます。大根の皮や先端部分には、タンパク質・でんぷんを分解する「ジアスターゼ」という酵素が含まれているため、シンクや蛇口磨きに効果的です。スポンジ代わりにして磨いてみてください。また、洗浄・漂白などの効果もあるので、窓ガラス拭きや障子の黄ばみ落としにおすすめです。