毛布を買ったりもらったりして、古い毛布が使われないままになっていることってありませんか？捨ててしまう前に活用したいですね。

■保温調理に役立てて

煮物などをつくるとき、沸騰させてから鍋ごと保温することで、長時間火にかけなくても煮込み料理ができる「保温調理」という方法があります。最近では専用の真空保温鍋などが出回っていますが、高価な真空保温鍋がなくても普通の鍋と不要な毛布を使えば十分対応できます。やり方は簡単。毛布を鍋がすっぽりくるめるサイズに切り、沸騰後の鍋をすぐに火からおろして毛布でしっかり包みます。なるべく厚めで保温性の高い毛布を使うのがおすすめ。1時間ほど置いておくと、長時間煮込んだようにしっかり火が通ります。

※鍋の中の温度が40度前後で長時間続くようだと、食中毒の原因となる細菌が繁殖しやすくなると言われています。長時間の保温は避けて、冷ましてから冷蔵庫で保管しましょう。

■家具やフローリングの掃除に

毛布の素材はさまざまですが、中でもアクリル毛布は艶出しやフローリングの掃除に向いています。使いやすい大きさに切った毛布に、少量のベビーオイルを含ませて家具を拭くと艶が出ます。一度目立たない場所で試して、シミにならないことを確認しましょう。また、フロアワイパーに使い捨てのシートと同じサイズに切った毛布を取りつけて、フローリングの掃除をするとほこりがよく取れますよ。

■発展途上国などへの寄付に

自分で使うのではなく、毛布を必要とする団体に寄付するという方法もあります。発展途上国への支援団体や動物愛護団体などが、毛布の寄付を募っています。例えば、発展途上国では、寝具だけではなく日よけや敷物にも使えるためとても重宝されます。また、動物愛護団体では、保護動物の寒さ対策だけでなく、毛布に包んで動物を落ち着かせる用途もあるそうです。他にも寄付する先はいくつもあるので、ネットで探してみましょう。