卵の殻には用途がたくさんあります。有効活用できるアイデアをご紹介しますので、捨てる前にぜひ実践してみてください。

■ガラス・鏡などの曇りとりに

ガラスや鏡が水あかで曇ったときに、細かく砕いた卵の殻をガーゼなどの柔らかい布でくるんでこするときれいになります。なべ底の焦げつきも、同じようにこすれば落ちます。ただし、ホーローやテフロン加工のフライパンなどの場合は、キズの原因にもなるので控えたほうがいいでしょう。

■ふきんの漂白に

除菌のためにふきんを煮洗いする方も多いと思いますが、このときに卵の殻を一緒に入れてみてください。ふきんの黄ばみが落ちます。卵の殻の主な成分である炭酸カルシウムは、煮沸することでカルシウム成分が溶け出し、湯がアルカリ性になるため、その湯にしばらくふきんをつけておくことで漂白効果があります。漂白剤を使ったときほど真っ白にはなりませんが、一度試してみてください。

■美容パックに

卵の殻の内側についている薄い皮の部分を「卵角膜」と言います。卵角膜は多くのアミノ酸やコラーゲンを含んでいるため、美容に効果的と言われており、市販の化粧水や美容液にも卵角膜の成分が使われている場合があります。卵の殻を捨てる前に、卵角膜をはがして肌にペタっと5分ほど貼ってみましょう。あまり長く貼りっぱなしにすると貼りついて乾燥し、肌を痛める原因になるのでご注意を。