飲み残しビールは気が抜けてしまうので、保存がききません。かといってそのまま捨ててしまうのは、もったいないですよね。今回は「飲む」以外に、ビールを有効活用できる方法をご紹介します。

■料理では万能な調味料に

ビールの飲み残しを最も活用できるのは料理です。定番はブロック肉のビール煮。水の代わりにビールで煮込むだけで、ビール酵母がかたい肉も柔らかくしてくれます。また、ビールを使った漬物もおすすめです。キュウリやカブ、大根など、お好みの野菜を切ってポリ袋に入れて塩と砂糖（お好みの量）と野菜がかぶるぐらいの量のビールを加えて揉み込み、冷蔵庫で1時間ほど味をなじませたらでき上がり。ほんのりほろ苦さのある大人味の漬物になりますよ。

■掃除にはキッチンやトイレで

ビールはお掃除にも使えます。キッチンの換気扇など、油汚れがひどい場所には、ティッシュペーパーを敷いてから飲み残しのビールをかけてパックをしましょう。頑固な油汚れも落ちやすくなります。ビールのにおいが残らないように、仕上げは水拭きを。トイレの便器につく水あか落としにも、ビールが使えます。水あか汚れに直接ビールをかけて、トイレブラシでこすって落とします。炭酸に汚れを落としやすくする成分があるので、まだ気が抜けていないビールの方が効果的です。

■洗濯では色あせ防止剤に

黒っぽいTシャツなど、色の濃い綿の衣類は洗濯をしているうちにだんだん白っぽく色あせてきます。この色あせを防ぐ効果がビールにあるようです。使い方は、洗濯後のすすぎの際に少量のビールを加えるだけ。ビールの飲み残しが出たら、すすぎに使ってみるといいでしょう。すでに色あせてしまったものは、水に10％くらいのビールを加えたものでつけ置きしてみてください。完全に復活とまではいきませんが、色あせが多少改善することもあります。