玄関やベランダといった泥汚れや外からのホコリが入りやすい場所は、気づくと汚れがたまっているものです。今回は玄関やベランダの掃除で、エコで省エネにつながるポイントをご紹介します。

■不要な新聞紙を有効に

砂や土のホコリ、落ち葉などで汚れやすい玄関やベランダは、こまめにほうきで掃いたほうがいいのですが、ホコリが立ちやすいのが難点。なるべくホコリが立たないように掃除するには、水気があると効果的です。曇りや雨上がりのタイミングなど湿度が高い日に、不要な新聞紙を濡らしてちぎったものをまき、これをほうきで集めるとホコリが立たずに細かいチリなどの汚れがよく落ちます。

■重曹で排水溝や手すりをきれいに

ベランダの排水溝はごみが堆積して詰まりやすいので、排水溝掃除をお忘れなく。手で取り除けるごみはあらかた取り、それでもきれいにならない場合は重曹を使います。排水溝周辺に重曹をまき、倍くらいに薄めた酢をスプレーボトルに入れて吹きつけます。重曹が泡立ち汚れが浮き上がってきたら、水を流して完了です。このときお風呂の残り湯を掃除に使えば節水になります。また、交通量の多い道路に面した家やマンションの場合、ベランダの手すりなどが排気ガス汚れで真っ黒になっていることがあります。こういったときは、ぬるま湯100mLに小さじ1程度の重曹を加えて溶かしたもので磨くと汚れが落ちます。

※ 重曹は弱アルカリ性なので、アルミや銅などは腐食することがありますので、注意してください。

■エアコン室外機の掃除で省エネ

屋外の掃除で見落とされがちなのが、エアコンの室外機です。室外機の汚れはエアコンの効率を悪くする原因になるので、省エネのためにも定期的に掃除しましょう。特に室外機裏側の細かい金属板が集まっている部分は、薄く繊細なので、柔らかいブラシなどでホコリをかき出して掃除機で吸い取りましょう。また、室外機周辺に物を置いていると放熱の妨げになりますので、これらは掃除と同時に片づけたほうが省エネになります。