食材のくずは、捨てる前になるべく有効活用できるといいですね。今回は調理で出るごみでできる掃除のテクニックをご紹介します。

■じゃがいもの皮でシンク掃除

じゃがいもの皮は意外に掃除に役に立ちます。特に水垢を落とすのが得意なので、シンクの内側の曇りをこするときれいに落ちます。水栓などの金属部分もピカピカに。また、浴室や洗面所の鏡の掃除にも適しています。じゃがいもの皮をこすりつけた後でから拭きをすると、水垢が落ちてきれいになるだけではなく、繰り返し行っているうちに湯気で鏡が曇りにくくなります。ぜひ試してみてください。

■卵の殻で茶渋落とし

卵の殻は天然の研磨剤のような役割を果たしてくれます。湯呑などにつく茶渋を落とすには、卵の殻を砕いたものをスポンジなどでこすりつけるのが有効です。特に、内側が洗いにくいもの、たとえば口の狭い瓶やミキサーの掃除に便利です。少量の水と洗剤、砕いた卵の殻を中に入れてよく振るかミキサーなら撹拌（かくはん）することで、卵の殻が汚れをかき落としてくれます。ミキサーは刃の裏側などがとても洗いづらいのですが、この方法だとすみずみまできれいになっておすすめです。

■レモンの皮と重曹で水垢落とし

レモンの皮はクエン酸を含んでいるため、ポットややかんの水垢落としに適しています。揚げ物などに添えたり、レモンティーなどに使用した後のレモンを、皮ごとそのままポットややかんに入れ、さらに重曹を大さじ1杯程度加えて沸騰させます。その後は冷めるまで放置して、中をきれいにすすいだら再度水を入れて沸騰させて捨ててください。黒ずみや白く結晶化した水垢もスッキリ落ちますよ。

※ いずれも製品によってはできないものもありますので、取扱説明書などで確認してから行ってください。