掃除機の省エネポイントは、できるだけ無駄なく短い時間で掃除を終わらせること。フローリングやクッションフロアなどは、掃除機より床用ワイパーで掃除したほうがきれいになるし、掃除機を使う時間を短縮できますので、掃除用具の使い分けも考えましょう。今回は時短で掃除機をかける方法や省エネになる掃除機の設定などをご紹介します。

■掃除を始める前に部屋の片づけを

部屋が散らかったままの状態で掃除を始めると、片づけながら掃除機をかけることになり、無駄に時間がかかってしまいます。あらかじめ部屋を片づけておけば、短時間ですみます。また、掃除機をかけるのに有効な時間帯もあって、それは朝一番だと言われています。理由は夜間に人の動きや風の流れが止まることで、ほこりが舞い上がらず床にたまるからです。

■掃除機の設定や使用時間は？

最近ではセンサーで自動的に吸引力を調節してくれる掃除機もありますが、自分で強弱を設定する場合は、カーペットは強、フローリングやたたみは弱に設定しましょう。フローリングやたたみは強でも弱でも吸引力に大差はありませんので、弱で使用したほうが省エネになります。
ダ二やほこりをしっかりと吸い取るときは、たたみ一畳分の広さに対して掃除機をかける時間は1分くらいが目安です。目安時間を念頭に入れて、掃除機をかければ無駄に長く使用することもなくなります。たたみの場合、目に沿って掃除機をかければごみも吸いやすく、たたみの目も傷つきにくくなります。

■吸い取ったごみはこまめに捨てましょう

掃除機は吸引力が落ちると、無駄な電力を消費するし、時間もかかります。吸引力を落とさないためにも、吸い取ったごみはこまめに捨てましょう。紙パック式の場合は紙パックが満タンになる前に交換する、サイクロン式の場合、こまめにごみを捨てるだけでなく、フィルターの定期的な掃除をする必要があります（紙パック式の場合、フィルター掃除の必要はありません）。ロボット掃除機も同様に、こまめに捨てましょう。
さらに、ノズルの回転ブラシは髪の毛が絡まると回転しなくなり、吸引力に影響します。髪の毛や糸くずが絡まっているときは、ハサミを使って丁寧に取り除きましょう。