ハンドクリームは、静電気防止や革靴のお手入れなどいろんな用途に役立ちます。余ったり使い残したハンドクリームがあれば、試してみてくださいね。

■衣服や髪の毛の静電気予防に

ハンドクリームに含まれる乳化剤には、静電気を防止する効果があります。例えば、スカートのまとわりつきを防ぐには、膝から太ももにかけてハンドクリームを薄く塗ると良いでしょう。また、髪の毛にはヘアクリームのようにつけてください。ただし、つけすぎるとべたつくので、軽く髪になじませる程度がベスト。外出先でも簡単にできるのでおすすめです。

■革靴のお手入れに

本革の革靴は、水分や油分が失われるとしわやひび割れの原因となるため、保湿する必要があります。そこで使えるのがハンドクリーム。ハンドクリームの成分は水分と油分がバランスよく含まれており、靴クリームの成分とよく似ています。使い方は普通の靴クリームを使うのと同様、乾いた布に少量つけて靴に塗り込むだけです。念のために、目立たない場所に塗ってみてシミなどにならないか確認してから使ってください。

■シールはがしに

お皿やコップなどを購入したとき、貼られていたシールがきれいに剥がれず困ることはありませんか。そんなときは、ハンドクリームをシールの上から多めに塗って10分ほど放置し、拭き取ったあとシールをそっと剥がしてみてください。シールの粘着性が弱まり、剥がれやすくなります。陶器やガラス、プラスチックなど表面がつるっとしたものにしか使えませんが、剥がれにくくて困ったときにはぜひ試してみてください。