Vol.28
2024.05.20
働き方の見直しやリモート環境の充実によって、在宅ワークを取り入れる人が増えています。プライベートな空間で仕事をするには、集中して働くための工夫や環境づくりが欠かせません。そこで今回は在宅ワークを便利・快適にするアイデアや事例をご紹介します。
もくじ
勤務地に制限されず、柔軟に働くことが可能な在宅ワークですが、生活と仕事の境い目があいまいになり、効率や集中力が下がってしまうこともありますよね。
家にいながらも仕事の質を下げないために大切なのは、環境づくりです。次の3つのポイントを押さえておくと、仕事がはかどりやすくなりますよ。
・集中できる静かな場所
・デスクワークに適した明るさ
・仕事に必要な書類や道具の収納場所
それぞれの環境を整えるためにできることを、具体的にご紹介していきましょう。
自宅だと家族の話し声や生活音が気になり、集中できないこともあると思います。雑音を軽減するためにおすすめなのが、音を吸収する働きのある吸音材の活用です。
間仕切りにも使える吸音パーテーションや、壁に貼れる吸音パネルなどは、比較的手軽に設置することができます。また、防音カーテンなら、外からの音を軽減することが可能です。
手軽に活用できる防音カーテン
デスクワークにはパソコンの画面や書類が見やすい十分な明るさが必要なため、机全体を照らし明るさを補うデスクライトがおすすめです。
光の色にもいくつか種類があり、こだわって選びたいところ。一般的に自然光に近い色味の昼白色や青みのある昼光色は、色や文字が見やすく、作業に適しているといわれています。
仕事に必要な書類や道具の置き場所を用意するのも、快適な在宅ワークには欠かせません。生活スペースと区別するためにも、デスクまわりを使いやすく整理整頓したいですね。デスク上に収まらない場合は引き出しつきのデスクを使用するか、コンパクトなワゴンやサイドテーブルを活用すると便利です。また有孔ボードを取りつけるなどして壁面を有効活用するのもおすすめです。
壁面収納に便利な有孔ボード
間取りから自由に変更できるリノベーションなら、無駄なく空間を使ってワークスペースをつくることができます。独立したワークスペースがあると、家族と暮らしていても互いの生活や仕事を妨げることなく、良好な関係を保ちやすくなります。
既存の建物を活用しながら間取りを工夫し、ワークスペースを設けて在宅ワークを快適にしたリノベーション事例をご紹介します。
リビング横とダイニングに作業ができるスペースを設けたリノベーション事例です。ダイニングにはご夫婦の仕事や子どもの宿題ができるカウンターを設けました。ワークスペースを2ヶ所用意することで、仕事の内容や気分に合わせてワークスタイルを変えることができて快適です。
仕事に集中できる個室のワークスペース
家族の気配が感じられるリビングダイニングに、独立したワークスペースを新設した事例。室内窓を取りつけることで、リビングの光を取り込み、風通しのよい明るい空間になっています。
家族を近くに感じながら、仕事も家事もしやすい動線に
在宅ワークがはかどる空間のつくり方や、リノベーション事例はいかがでしたでしょうか。ワークスタイルや家族構成によって、理想の環境はさまざまです。ご家庭にあった快適な住まいづくりを考えるきっかけとして、ぜひ参考にしてください。
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