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Vol.24

限られた空間を快適に。
収納の工夫で心地よい家へ

限られた空間を快適に。収納の工夫で心地よい家へ

年末の大掃除で物を整理したり、収納を見直したりした方も多いのではないでしょうか。今回は限られた空間を快適に使うための収納法や、気分を上げてくれる「見せる収納」のコツについてご紹介。収納を工夫してより快適な空間づくりをはじめませんか。

もくじ

空間を上手に活用するには

収納用品をかしこく使う

収納用品をかしこく使う

限られた空間を使いやすく、見た目もすっきりさせるのに便利なのが、引き出しや収納ボックス、ラックなどの収納用品です。準備するときは、ぜひ次の手順を意識してみましょう。

・「何をどこに置くか」を明確に
基本は、物を使う場所に収納スペースを設けること。類似したアイテムをグループ化して適切な収納場所を決めることで、必要なものがすぐに見つかるようになり、片付けもスムーズになります。

・置く場所に適した収納用品を
中に入れるものと置く場所が決まれば、スペースに合ったサイズの収納用品を選びましょう。色も部屋の雰囲気に合わせて選ぶことで統一感が生まれます。

収納スペースは定期的にメンテナンスを

収納スペースは定期的にメンテナンスを

収納も家や車と同じくメンテナンスをすることが大事です。定期的に収納スペースを見直し、使われていないアイテムや不要なものを取り除くことで、限られた空間を無駄なく活用でき、整理された状態を維持しやすくなります。
おすすめしたいタイミングが、子どもの進学や就職、引越しなど、生活スタイルが大きく変わるとき。また、家事動線が変わった、使いづらさを感じるようになったなど、日常の変化をきっかけに収納内容を見直すとさらに暮らしが快適になります。

「見せる収納」で使いやすく素敵な空間に

収納のプロに聞く「見せる収納」のメリット

収納のプロに聞く「見せる収納」のメリット

おしゃれな部屋でよく見かけるのが、「見せる収納」。センスよくまとめるのは難しそうと感じるかもしれませんが、実はメリットがたくさんあります。そこで今回は、整理収納アドバイザーとして活躍されている能登屋さんに、見せる収納のコツやポイントについてお話をうかがいました。ぜひ参考にしてみてください。

[見せる収納のメリット]
・取り出し簡単&時短
使いたいものをすぐに取り出すことができます。特にキッチンでは料理が時短できる効果も。

・圧迫感を軽減
扉つきの収納よりも開放感が出るので、空間を広く感じることができます。特に狭いスペースで効果が期待できます。

・整理整頓をキープ
アイテムが見えるように収納されているため、整理整頓が簡単になり、不要なものを取り除くきっかけにも。

・部屋を引き立てる
見栄えも意識した見せる収納は、単なる収納スペースだけでなく、部屋全体のインテリアとしても美しさを引き立てます。

わが家にも取り入れたい、映える収納アイデア

わが家にも取り入れたい、映える収納アイデア

収納で重要なのは「見せる」と「隠す」のバランス。生活感のあるものは部屋の雰囲気に合わせたカラーやデザインの収納用品で「隠し」、お気に入りの雑貨やふだん使いの日用品をあえて「見せる収納」にすることでインテリアのアクセントになります。収納用品を上手に活用しつつ、おしゃれにまとめ、すっきり見せるためのポイントをご紹介します。

・「見せる収納」でおしゃれな印象に
見せる収納に適しているのがオープンシェルフ。生活スタイルに合わせて間仕切り代わりにしたり、壁一面に使用したりすることが可能です。また、突っ張り棒式収納は省スペースで収納がつくれるので大活躍します。

オープンシェルフを使いこなす

オープンシェルフを使いこなす

能登屋家で愛用されているのは奥行きが浅く後ろが抜けているタイプ。圧迫感がないので狭い部屋にも適し、軽くて扱いやすいので置く場所や使い方の変更も簡単にできます。

スペースを有効活用する突っ張り棒式収納

スペースを有効活用する突っ張り棒式収納

突っ張り棒式収納は、ちょっとしたスペースにも設置可能。子どもの動線上に学用品を置くコーナーとして設置し、さっと片付けられて取り出しやすいよう工夫しています。

・「隠す収納」は収納用品を使いすっきりまとめる
雑多で見せたくないものは収納ボックスや引き出しなどを活用して隠すと、すっきりとした印象にまとまります。

生活感のあるものは収納ボックスに隠す

生活感のあるものは収納ボックスに隠す

こまごまとしたおもちゃ類は、収納ボックスに入れてシェルフに。子どもが自分で片付けられるよう軽くて扱いやすい収納用品を選ぶのも、部屋を散らかりにくくし美しさを保つポイントです。

収納用品もテーマカラーで統一

収納用品もテーマカラーで統一

すっきり見せるポイントは、色を合わせること。能登屋家のキッチンはテーマカラーを黒で統一していて引き締まった印象です。ごちゃつきがちな食材のストックは同じ種類の黒いボックスを並べて、隠す収納でまとめています。

「見せる」「隠す」の絶妙なバランスをかなえる、収納アイデアの数々。真似できそうなところから、取り入れてみませんか。

収納の工夫でおしゃれに仕上げたリノベーション事例

部屋の広さと収納スペースの確保を両立

部屋の広さと収納スペースの確保を両立

59.37m2とコンパクトなマンションのお部屋で収納を工夫されたリノベーション事例をご紹介します。子どもの保育園を変えずに広く住める家への住み替えを望まれていたSさんファミリーは、ご希望にぴったりの場所に予算内で築55年の中古マンションを発見。ご家族が暮らしやすいよう収納スペースの場所とスタイルにこだわり、リノベーションされました。

部屋を広々と見せる間取りを実現

部屋を広々と見せる間取りを実現

区切られていた窓際の個室を、広いリビングダイニングに。奥には食材などのストックがすっきりと収納できるパントリーを設けました。

キッチン奥のパントリー収納

キッチン奥のパントリー収納

キッチンの奥に、アーチ状の出入口がかわいいパントリー収納を設けました。以前の住まいではリビングに置いていたワインセラーやウォーターサーバーも子どもの手が届きにくい場所に収納でき安心。

オープンな壁面収納を上手に活用

オープンな壁面収納を上手に活用

リビングやサニタリー、シューズインクローゼットなど、収納はすべてオープンにしてスペースを確保。扉がないぶん圧迫感なく大容量が確保でき、オープンなのできれいに見える収納方法を考えるようになったそうです。

コンパクトながらも収納の場所やデザインを工夫することで家族3人分の荷物を余裕で収めることができました。その分、リビングを広くとることができ、子どもが走りまわれる理想の住まいをかなえられたSさんファミリーです。
何をどのように収納するかで、空間のイメージはがらりと変わります。今回ご紹介した収納のプロのテクニックやリノベーション事例を参考に、わが家の収納事情を見直してみませんか?

Daigasグループでは、オーダーメイドで実現する自分だけのリノベーション「MyRENOマイリノ」サービスを関西エリアにて提供しています。中古マンションのリノベーションで、理想の住まいを実現しませんか。
※関東圏におけるマイリノの施工事例です。