Vol.23
2023.12.18
1年の汚れを落とし、新年を迎えるための年末の大掃除。とはいえ何かと忙しいこの時期に、どこから手をつけようかと悩む方も多いのではないでしょうか?実は一見大変そうな大掃除も、ポイントを押さえていればスムーズに進められます。今回は、大掃除を効率よくおこなうために、事前の準備や進め方のコツ、特にやっかいな場所の攻略法をご紹介します。
もくじ
大掃除で家のすみずみまできれいにしようとすると範囲が広く、どこからはじめればいいのか、どうすれば要領よく進められるのかなど、あれこれ悩んでしまいますよね。そこで大切なのが取りかかる前の準備。大掃除の前にやっておきたいことをご紹介します。
・スケジュールを立てる
大掃除をする場所をリストアップし、「水拭きする」「洗剤を使って磨く」「道具を使ってホコリを取る」など、どのような掃除をするかも書き出すようにします。それをもとに、誰が、いつ、どこを担当するか予定表をつくります。あまり日数や時間がとれない場合は無理をせず、優先順位をつけて場所や掃除方法を絞るのもひとつの方法です。
・不用なものを処分しておく
物が少なく空いているスペースが広いほど、掃除はしやすくなります。要領よく掃除を進めるためにも、事前に不用品は処分しておきましょう。
・道具や洗剤など必要なものを揃える
掃除機の各種ノズルやブラシ、雑巾、バケツなど、掃除に必要なものを確認しておきましょう。汚したくない場所をカバーする新聞紙や、ゴミをまとめるためのゴミ袋も忘れずに。当日は掃除する場所に揃えておくと掃除がスムーズに進みます。
大掃除は時間と労力をうまく使って段取りよく進めたいですよね。そのために心得ておきたいのが掃除の基本。時短にもつながる掃除のコツをご紹介します。
・掃除の正しい順番とは
せっかく掃除した場所がまた汚れてしまうと二度手間になって時間がもったいないですよね。効率よく進めるコツは天井→壁→床と、上から下に掃除をしていくこと。汚れやホコリが落ちた床を最後にキレイに仕上げます。汚れ物をまとめて外に運びやすくなるよう、家の奥から手前(入口側)へと掃除を進めていくのも、効率をよくするポイントです。
・待ち時間を有効活用
掃除は1ヶ所ずつおこなうのが基本ですが、たとえば浴室の洗面器や椅子、キッチンのレンジフードなどを浸け置きしたり、洗剤を吹きかけてパックをしたりする待ち時間が発生する場合は、ほかの場所との同時進行を心がけましょう。
この章では、大掃除をする場所のなかでも面倒とされるトップ3「換気扇」「窓」「排水口」の掃除方法をご紹介します。苦手な場所を攻略するには、効率のよい手順やコツを知ることが大切。ぜひ参考にしてください。
「大掃除で一番面倒(やっかい)な場所」に関する調査によると、「キッチンの換気扇」「窓ガラス・サッシ・網戸・雨戸などの窓まわり」「風呂や洗面台の浴槽・排水口」が上位3位を占めています。
油汚れがたまりやすい換気扇(レンジフード)は、長くお掃除していないと、付着した油が酸化して塗装がはがれることもあります。年に1度の大掃除できれいにしておきたいですね。油汚れを落とすには重曹か台所用中性洗剤が効果的。外側から内側の順にきれいにしていきますが、ファンはあらかじめ取り外し、重曹水に浸け置きしておくと汚れが落としやすくなります。
〈換気扇(レンジフード)〉
1.お掃除の前には汚れや洗剤が飛び散らないよう、新聞紙等で周囲をカバー。電源プラグをコンセントから抜く、または分電盤のブレーカーを切ってからはじめましょう。
2.外側は重曹水か台所用中性洗剤をスプレーして拭き取り、フィルターは取り外して同じくスプレーをして洗い流します。
3.内側はファンを外したあと、スプレーを吹きつけたスポンジで拭き、汚れを落としてから濡れ雑巾で拭き取ります。
4.取り外したファンは、重曹水に浸けて1~2時間経ったら、古い歯ブラシ等で汚れを落としてから洗います。
レンジフードの詳しいお掃除方法はこちら(くらしのヒント図鑑)
レンジフードの詳しいお掃除方法はこちら(くらしのヒント図鑑)
自動洗浄機能つきならお手入れ簡単
最近は自動洗浄機能がついたレンジフードが人気。給湯トレイをセットし洗浄ボタンを押すと自動で内部とファンを洗ってくれるのでお掃除がラクに。お掃除が大変なら、レンジフードを取り替えるのもおすすめです。
窓・サッシは、ホコリや手あか、カビ、土、砂などさまざまな汚れがつきやすい場所。年末のお掃除でしっかり汚れを取り、新年の空気を気持ちよく取り込みたいですね。お掃除は窓ガラスの外側→内側→サッシの順で。太陽が反射しない曇りの日におこなうのがおすすめです。
〈窓ガラス〉
窓ガラスをしっかりお掃除するときは、雑巾のほかに重曹またはアルカリ電解水、スクイージー、マイクロファイバークロスを用意しておくと便利です。
1.アルカリ電解水を雑巾にスプレーする、または重曹水に雑巾を浸し、成分を染み込ませたら窓の外側からコの字型に拭いていきます。
2.スクイージーを上から下まですっとおろして水を切り、下までおろすごとにスクイージーについた水分を拭き取ります。
3.窓ガラスのアルカリ電解水を拭き取れたらすぐにマイクロファイバークロス(または乾いた雑巾)で拭きます。窓ガラスに残った水分は放置すると水あかやカビの原因になるので、しっかり乾拭きすることが大切です。
〈サッシ〉
1.サッシにたまっているホコリや土砂をハケや歯ブラシで掃き、掃除機で吸い取ります。こまかいところは爪楊枝を使って汚れを掻き出しましょう。
2.水で濡らし絞ったスポンジ等で汚れをこすり取り、水を注いで汚れを洗い流します。
3.乾いた雑巾で水分を拭き取ります。
皮脂や髪の毛、石鹸カスなどさまざまな汚れがとおる浴室・洗面台の排水口。詰まりやヌメリ、カビ、臭いの原因になるので、しっかりお掃除しておきたいですね。
浴室と洗面台の排水口の汚れには、重曹、クエン酸が有効です。
〈洗面台〉
1.排水口周辺のゴミをティッシュなどで取り、ヘアキャッチャーを取り出してゴミを取り除きます。
2.排水口に重曹をふりかけ(約200g)、その上からクエン酸(約100g)をかけて、お湯1カップを注ぎます※。
3.重曹とクエン酸が反応し発泡してから30分ほど放置したあと洗い流し、汚れが残っていたら歯ブラシやスポンジで落とします。水分を取ってからヘアキャッチャーをもとに戻します。
※分量は目安です。汚れ具合によって調整してください。
お手入れをラクにする「きれい除菌水」
汚れの原因のひとつである菌を除菌する「きれい除菌水」なら、ヌメリや黒ずみを防ぎ、ふだんのお掃除回数を減らせます。お風呂、洗面所、キッチンやトイレにも「きれい除菌水」を搭載した製品がありますので、ぜひチェックしてみてください。
〈浴室〉
排水口のフタやゴミ受けなど取り外せるものを取り出し、歯ブラシ等で汚れをこすり洗いします。あとは洗面台と同様に、重曹とクエン酸をふりかけ、30分ほど待ってから洗い流します。
汚れをまとめる排水口なら、汚れにくくお手入れしやすい
排水口掃除の負担を軽くする設備として、浴室の髪の毛や石鹸カスなどの汚れを、うずの力でヘアキャッチャーの中にくるりんとまとめる排水口もあります。リフォームで採用するのも、お掃除の手間を軽減する方法のひとつですね。
しっかりとスケジュールを立て、段取りやコツを押さえて大掃除をすることで、時間や手間をあまりかけずに、おうちをきれいにすることができます。早めに計画・準備をし、きれいな住まいで気持ちよく新年を迎えましょう。
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