おもしろ発電 まじめ発電 エネルギーの可能性、広がってます! おどろき発電ラボ

世の中にはまだ知られていない発電方法がいっぱい。
今日だれかに教えたくなる発電ネタをお届けします!

今回のおもしろ発電
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空に浮かぶ、
翼の生えた発電設備!?

2017.12.18

風力発電といえば、丘の上に立っていてくるくる回る風車を誰もが思い浮かべますが、今回ご紹介するのは空に浮かぶ風力発電。タイヤ型の大きな風船みたいな物体をはるか上空に浮かべて、そこで発電するんですって!?

ヘリウムガス、風力発電に翼を授ける

アメリカのベンチャー企業であるAltaeros社が開発したのは、ヘリウムガスを使って空に浮べるバルーンを使った空中浮揚型風力発電設備。大きなバルーンの中にブレード(発電するための羽根)が設置されていて、風を受けるとブレードが回って発電する仕組みとなっています。地上約600mの高さに浮上するバルーンと地上をつなげたケーブルを通して送電という驚きのアイデアです。これまでの風車型風力発電所は地面にしっかりと支柱を固定する必要があり、大規模な工事が必要でした。しかし、Altaeros社が開発したのは空中にバルーンを浮かせるタイプなので、支柱などを設置する必要がありません。おまけに24時間以内で設置でき、コストも大幅にカットできるそうです。

発電効率が高く、悪天候時も問題なし

これまでの風力発電では風向きによって発電量が変化していましたが、空飛ぶ風力発電なら風の流れに合わせて自由自在にバルーンが動くので、効率的に発電できます。また、強風や落雷のエネルギーを受け流す機能もあるので、悪天候時でも安心。台風やハリケーンなどの発生が予想される場合には、地上に退避させれば無傷ですみます。

コンパクトな設備だから移動も可能

ちなみにAltaeros社は、アメリカのマサチューセッツ工科大学で設立されたベンチャー企業。2010年に産声をあげたばかりにも関わらず、すでに世界各国の名だたる企業が出資に乗り出すなど、エネルギー分野における注目の存在です。その理由は高い発電効率に加え、一般的な輸送コンテナで運搬できるほど設備がコンパクトなこと。島しょ部や遠隔地、農地などに持っていけるので、災害時の非常用電源、通信設備などの幅広い場面で活用が期待されます。

おもしろ発電のあとは大阪ガスグループの「まじめ発電」をご紹介!
今回のまじめ発電
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米国でも天然ガスによる発電事業を展開

セントチャールズ天然ガス火力発電所

大阪ガスグループは、国内にとどまらず海外でも発電事業を展開しています。米国のセントチャールズ天然ガス火力発電所もそのひとつ。この発電所は首都ワシントンD.C.に隣接するメリーランド州の自然豊かな場所にあります。同国ではCO2排出量を削減するために、老朽化した石炭火力発電所が廃止される一方で、かわりに天然ガス発電所が次々に新設されています。今後も大阪ガスグループは、米国での発電事業にさらに積極的な参画をしていきます。

発電方法 火力発電(天然ガス)
設備概要 ガスタービンコンバインドサイクル発電
発電容量 18.1万kW
事業主 CPVメリーランド社
所在地 アメリカ合衆国 メリーランド州

※大阪ガスグループ持分

セントチャールズ天然ガス火力発電所について詳しくはこちら

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