おもしろ発電 まじめ発電 エネルギーの可能性、広がってます! おどろき発電ラボ

世の中にはまだ知られていない発電方法がいっぱい。
今日だれかに教えたくなる発電ネタをお届けします!

今回のおもしろ発電
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香川県では
うどんで電気をつくれるらしい!?

2017.11.06

日本一のうどんの生産・消費量を誇る「うどん県」として、全国に知られている香川県。香川県民にとって、うどんはまさにソウルフード!うどんではたして、本当に発電ができるのか!?そのおもしろ発電方法に迫ります。

うどんを愛する心がエネルギーを生みだした!

うどん発電がおこなわれるようになったのは、うどんの大量廃棄問題がきっかけでした。うどんの生産量日本一の香川県では、多くの店や工場でうどんがつくられる一方で、ゆでて時間が経ってしまったうどんはコシがなくなってしまうため、店頭に出せず大量に廃棄されていました。せっかくつくったおいしいうどんを無駄にはしたくない、そんな香川県民の熱意が集まって、2012年に「うどんまるごと循環コンソーシアム」が結成されました。そして翌年の2013年には、うどん残渣(残りかす)をエネルギーに変える「うどん発電」がスタートしたのです。

環境への配慮にこだわったうどん発電!

この「うどん発電」では、食品廃棄物や家畜の排泄物などの有機ごみを発酵させたガスで発電する「バイオガス発電」の仕組みが使われています。まず、うどん残渣を発酵させメタンガスをつくります。そしてこのメタンガスを燃料として、タービンを回して発電します。バイオガス発電は、CO2削減に有効な発電方法であるため環境に優しく、農作物などの残渣や家畜の排泄物などが原料となることから、廃棄物が減るなどのメリットがあります。このうどん発電では、2016年の1年間で約387トンのうどんをはじめとする食品廃棄物を回収し、84,000kWhの発電を達成できたそうです。

  • バイオガス発電でも、燃料を燃焼させるとCO2が発生します。しかし、そのCO2は、農作物を育てている過程に大気中から吸収したものでもあるので、トータルでCO2の量は変化しないと考えられています。

まるごとうどんのエコサイクルが拡大中!?

「うどんまるごと循環コンソーシアム」では、うどん発電のほかにもさまざまな試みがおこなわれています。たとえば、うどん発電ででる廃棄物から肥料をつくり、この肥料で小麦を栽培。さらにその小麦からまた再びうどんをつくるというエコサイクルを実践中とのこと。また、こうした取り組みを知ってもらうために、このうどん液肥を使った学習など、小学生への環境教育や食育の分野での普及啓発にも力を入れているそうです。香川県のうどんを中心としたエコサイクルの取り組みに、今後も注目したいですね!

うどんまるごと循環プロジェクト

うどんまるごと循環プロジェクト

おもしろ発電のあとは大阪ガスグループの「まじめ発電」をご紹介!
今回のまじめ発電
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海からの風の恵みで電気をつくる

広川明神山風力発電所

広川明神山風力発電所

和歌山県広川町は四国と紀伊半島に挟まれた紀伊水道に面し、海や山からの風が遮られることなく吹きこむため、年中安定して風力が得られる場所です。広川明神山風力発電所では、夏は主に南の風、冬は海から吹く北西の風で発電風車(風力タービン)を回して発電しています。風力発電はCO2などの温室効果ガスを排出しないため環境に優しく、風が吹いていれば夜間でも発電することができます。

発電方法 風力発電
設備概要 1,000kW風力発電機×16基
発電容量 1.6万kW
事業主 (株)広川明神山風力発電所
所在地 和歌山県有田郡広川町、日高郡由良町

広川明神山風力発電所について詳しくはこちら(GAS&POWER サイトへ)

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